抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】本研究は,T/B細胞活性化に及ぼすIgDの影響を調査し,IgDRとの競合的阻害IgD結合に対するhIgD-Fc-Ig融合蛋白質を構築することを目的とした。【方法】T/B細胞を磁気細胞選別によって分類した。異なるT/B細胞サブタイプの間のmIgDとIgD-Rレベルの差をFCMによって検出した。血清IgDレベルをELISAによって検出した。ヒトIgD-Fc-IgG1-Fc配列を交差PCRにより増幅し,PET28a(+)空ベクターにサブクローニングした。大腸菌による原核生物発現後,親和性クロマトグラフによりhIgD-Fc-Ig融合蛋白質を得た。ウエスタンブロットを用いて,hIgD-Fc-Ig融合蛋白質を同定した。ヒト末梢血単核細胞(PBMC)および滑膜細胞(FLS)増殖のような線維芽細胞を,細胞計数キット-8(CCK-8)を用いて検出した。【結果】健常人と比較して,RA患者において,CD3+/CD4+,CD3+/IgD+,CD3+/CD4+/IgD+,CD3+/IgD-R+およびCD3+/CD4+/IgD-R+細胞の割合は有意に増加した。IgDはPBMC増殖を刺激する。IgD(1,3,10,30μg/mL)は,24時間後にPBMC増殖を有意に刺激した。安定で活性なhIgD-Fc-Ig融合蛋白質を得た。hIgD-Fc-Ig融合蛋白質はPBMC増殖に影響しなかった。しかし,それはヒトPBMCにおける増殖効果を促進するヒトIgD蛋白質を下方制御することができた。【結論】この結果は,IgDとIgDRがRA患者におけるT/B細胞活性化に重要な役割を果たし,hIgD-Fc-Ig融合蛋白質がIgDの機能を競合的に阻害し,自己免疫疾患における治療的役割を果たす可能性があることを示唆する。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】