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J-GLOBAL ID:201802251189368727   整理番号:18A1846404

奄美大島におけるIターン者の選別・受入を通じた集落の維持 -瀬戸内町嘉鉄にみる「限界集落論」の反証-

How to Maintain a Rural Settlement through Screening and Accepting I-Turn Migrants in Amami-oshima Island, Japan: Counterevidence to the “Marginal Settlement Discourse” by Examining the Case of Katetsu, Setouchi-cho
著者 (1件):
資料名:
巻: 13  号:ページ: 50-67(J-STAGE)  発行年: 2018年 
JST資料番号: U0152A  ISSN: 1880-8107  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本論は,鹿児島県奄美大島の瀬戸内町嘉鉄において,Iターン者の価値観と集落の機能に注目し,Iターン者を取り入れた集落の維持形態を明らかにした.1990年代末以降,嘉鉄には大都市圏からの移住者が継続的に流入している.彼らは島内の都市的地域を避け,選択的に嘉鉄に居住する.Iターン者が嘉鉄に住居を確保するには,住宅所有者の社会的ネットワークに参加することが求められる.また移住前,住民は会合を開き,移住希望者に対し集落行事への参加を確認する.閉鎖的な住宅市場と集落行事に関する合意形成は,地域社会に適合する人材を選別する役割を果たす.移住後,集落行事は従前の住民がIターン者を受け入れる場所となる.非都市的生活を希求するIターン者と彼らを選別して受け入れる集落の機能が結びつき,嘉鉄ではIターン者を空間的・社会的に取り入れた集落維持が行われている.本論は,限界集落論を反証する事例として位置づけられる.(著者抄録)
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分類 (1件):
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都市問題,都市防災 
引用文献 (21件):
  • 奄美大島総合戦略推進本部 2015.奄美大島人口ビジョン--奄美大島2060年の姿.http://www.city.amami.lg.jp/kikaku/documents/amamiooshimajinkouvision.pdf(最終閲覧日:2017年8月28日)
  • 井口 梓 2011.愛媛県における都市住民の農村移住.田林 明編著『商品化する日本の農村空間に関する人文地理学的研究』(平成19~22年度科学研究費補助金基盤研究(A)研究成果報告書)367-379.筑波大学.
  • 石川雄一 2010.石垣島におけるIターンの動向と中高年Iターン者の旧集落への移住.平岡昭利編著『離島研究IV』83-97.海青社.
  • 大野 晃 2005.『山村環境社会学序説』農山漁村文化協会.
  • 小田切徳美 2014.『農山村は消滅しない』岩波書店.
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