文献

J-GLOBAL ID：201802251268865450   整理番号：18A0399982

固有南アフリカ枝着生植物,Mystacidium pusillum Harvにおけるゼネラリスト,沈降ガ受粉(ラン科)【Powered by NICT】

Generalist, settling moth pollination in the endemic South African twig epiphyte, Mystacidium pusillum Harv. (Orchidaceae)

著者 (2件)： Peter Craig I. (Department of Botany, Rhodes University, PO Box 94, Grahamstown, 6140, South Africa) ,  Venter Nic (School of Animal, Plant & Environmental Sciences, University of the Witwatersrand, Johannesburg, South Africa)
資料名： Flora  (Flora)
巻： 232  ページ： 16-21  発行年： 2017年 
JST資料番号： W1911A  ISSN： 0367-2530  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Mystacidium Lindl.は南アフリカの着生ランの小さな,近固有属である。三種は長い花蜜スパーを持つ比較的大きな,純粋な白色花を有していた残りの種は,小,緑色花と比較的短い花蜜を含むスパーを有していた。アプローチと花の形質に基づく受粉症候群を用いて,Stefan Vogelは,これらがスズメガと沈降ガによる受粉,それぞれことを示唆した。今日まで,単一観測のみがMystacidiumの小,緑色花種における沈降ガ受粉仮説を支持した。Mystacidiumのこれらの種のVogelの予測を試験するために,著者らは体系的にM.pusillum Harv.の植物を観察し,pollinariaを有する三頭の系統全体の少なくとも五種のヤガ科,メイガ科とErebidaeから沈降ガの種の数による訪問を記録した。沈降ガは,M.pusillum花の近傍における光トラップで採取した。舌長さは花の平長より短い平均であったが,スパー内の花蜜深さと一致し,各花に存在する花蜜の少量(平均体積0.13μl;平均スクロース濃度:24.2%)へのアクセスガを可能にした。花の調査はガは柱頭の6%から花と堆積した花粉塊の14%pollinariaを除去し,個体群の21%の花粉移動効率であることを示した。最後に著者らは,M.pusillum花弁のスペクトル反射率と色が類似していることを示した主要な宿主樹木Dovyalis caffra(Hook.f.&Harv.)Warb.の葉を測定した。これらのデータは,M.pusillumにおける沈降ガ受粉のVogelの仮説を支持し,香りは一次花粉媒介者誘引物質であることを示唆した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 花粉 ,  柱頭 ,  *沈降 ,  メイガ科 ,  *着生 ,  *南アフリカ共和国 ,  *ラン科 ,  誘引剤 ,  個体群 ,  反射率 ,  *受粉 ,  ヤガ科
準シソーラス用語： ポリネーター ,  花蜜 ,  *着生植物 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： 沈降ガ受粉 ,  Phalaenophily ,  症候群 ,  テング ,  平長 ,  花色

分類 (2件)： 植物形態学・解剖学  (EH01040Y) ,  植物生態学  (EE02000E)

タイトルに関連する用語 (7件)： 固有 ,  南アフリカ ,  枝 ,  着生植物 ,  沈降 ,  受粉 ,  ラン科