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J-GLOBAL ID:201802251476380375   整理番号:18A0665005

ボルドー液による単為結果誘起を利用したニホンナシ「幸水」の省力栽培法の福岡県における適応性

Adaptability to Fukuoka Prefecture of using Bordeaux Mixture to Induce Parthenocarpy in Cultivation of Japanese Pear ‘Kosui’.
著者 (5件):
資料名:
号:ページ: 61-69,154  発行年: 2018年03月 
JST資料番号: Y0232C  ISSN: 2189-4876  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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ボルドー液による単為結果誘起を利用したニホンナシ「幸水」の省力栽培法について福岡県における適応性を検討した。その結果,本県の「幸水」においても開花前のボルドー処理による単為結果誘起が認められた。しかし,花粉遮断下では,その効果に年次間差やほ場間差が認められ,十分な着果量を確保できない場合もあった。一方,放任受粉下では,開花期が天候不順であった2015年において,ボルドー処理区の着果率が無処理区よりも有意に向上し,十分な着果量を確保できた。このことから,開花前のボルドー液処理は,人工受粉や虫媒受粉下における天候不順時の結実対策として有効であることが示された。単為結果果実は受粉によって得られた果実より小さいことから,GAペーストとCPPUを用いた肥大促進法を検討した。GAペーストとCPPUを併用すると果実肥大が促進される傾向にあったが,果実重に有意な影響が認められたのはGA処理のみであった。加えてCPPU処理した果実は成熟が遅れる傾向を示した。このことから,早期出荷によって有利販売を行っている本県において,単為結果果実の肥大を促進させるには,成熟遅延の可能性があるCPPU処理よりもGA単用処理が適していると判断した。(著者抄録)
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分類 (2件):
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果樹  ,  植物成長調整剤 
引用文献 (13件):
  • Hayashida T, Horikawa A, Nada K, Hiratsuka S (2013) Copper and zinc ions induce both stylar RNase inhibition and fruit set in Japanese pear. Sci. Hort. 164: 160-164.
  • 林田大志・名田和義・平塚 伸 (2015) ボルドー液によるニホンナシ'幸水'の省力的な着果管理法. 園学研 14(4): 357-363.
  • Hayashida T, Nada K, Hiratsuka S (2016) Induction of parthenocarpy by Bordeaux mixture and its use for cultivation in Japanese pear 'Kosui'. Hort. J. 85(3): 193-200.
  • 平塚 伸・渡辺 学・河合義隆・前島 勤・川村啓太郎・加藤尉行 (2002) ニホンナシに対するギ酸カルシウムの摘花作用. 園学雑 71(1): 62-67.
  • 平塚 伸・堀川晃宏・名田和義・伊藤 寿・大野秀一・三井友宏・加田 弘 (2009) リンゴの自家不和合性打破剤のニホンナシに対する効果の検証. 園学研 8(4): 469-473.
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