文献

J-GLOBAL ID：201802251604403061   整理番号：18A0576972

僧帽弁逆流の転帰との過少治療:地域コホート研究【Powered by NICT】

Outcome and undertreatment of mitral regurgitation: a community cohort study

著者 (9件)： Dziadzko Volha (Division of Cardiovascular Diseases and Internal Medicine, Mayo Clinic, Rochester, MN, USA) ,  Clavel Marie-Annick (Division of Cardiovascular Diseases and Internal Medicine, Mayo Clinic, Rochester, MN, USA) ,  Dziadzko Mikhail (Division of Cardiovascular Diseases and Internal Medicine, Mayo Clinic, Rochester, MN, USA) ,  Medina-Inojosa Jose R (Division of Cardiovascular Diseases and Internal Medicine, Mayo Clinic, Rochester, MN, USA) ,  Michelena Hector (Division of Cardiovascular Diseases and Internal Medicine, Mayo Clinic, Rochester, MN, USA) ,  Maalouf Joseph (Division of Cardiovascular Diseases and Internal Medicine, Mayo Clinic, Rochester, MN, USA) ,  Nkomo Vuyisile (Division of Cardiovascular Diseases and Internal Medicine, Mayo Clinic, Rochester, MN, USA) ,  Thapa Prabin (Division of Cardiovascular Diseases and Internal Medicine, Mayo Clinic, Rochester, MN, USA) ,  Enriquez-Sarano Maurice (Division of Cardiovascular Diseases and Internal Medicine, Mayo Clinic, Rochester, MN, USA)
資料名： Lancet  (Lancet)
巻： 391  号： 10124  ページ： 960-969  発行年： 2018年 
JST資料番号： B0673A  ISSN： 0140-6736  CODEN： LANCA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 僧帽弁逆流は,最も一般的な弁疾患であるがコミュニティ全体の有病率,治療結果の乏しい症例と外科的治療の低速度は新しい治療介入の高価な開発を正当化するかどうかは不確実である。,地域環境における僧帽弁逆流の臨床的特徴,転帰,および過小治療の程度を評価するための観察コホート研究を行った。メイヨークリニック電子カルテとロチェスター疫学プロジェクトからのデータを用いたOlmsted郡(MN, USA)における地域社会環境における10年間中に診断された中等度または重篤な孤立性単一僧帽弁閉鎖不全症(他の重篤な左側弁膜症または以前の僧帽弁手術)の全症例を同定した。臨床的特徴,死亡率,心不全発生率および心臓手術診断後の結果を評価した。2000年1月1日,2010年12月31日の間に,1294地域住民(年齢中央値診断77年[IQR66 84])はドップラー心エコー(046%[95%CI042 049]全有病率;成人における059%[054 064])により中等度または重度僧帽弁閉鎖不全症と診断された。50%以下の左心室駆出分画が多かった(538[42%]患者で記録された)と,これらの患者は50%以上の駆出分画(平均39mL[SD=16]対45mL[21],p<00001)よりもわずかに低い逆流性容積を有していた。診断後死亡率は主に心血管本質的に(死亡の原因が得られた824名の患者のうち420名[51%])とより高い年齢または性(リスク比[RR]223[95%CI206 241],p<00001)のための郡の住民に期待される。過剰死亡率は患者の全サブセット,左心室駆出分画50%(RR 317 [95% CI 284 353], p<00001)より低いか50%以上(171 [153 191], p<00001)を有していたかどうか,そして一次僧帽弁逆流(RR 173 [95% CI 153 196], p<00001)または二次僧帽弁逆流(272 [248 301], p<00001)に影響した。も50%以上の左心室駆出分画(RR 128 [95% CI 110 150], p<00017)または原発性僧帽弁逆流(129 [109 152], p=00030)のような好ましい特徴を有し低併存疾患負担を有する患者は過剰死亡率を被った。心不全は高頻度であった(平均64%[SE1]5年診断後で),50%以上(5年診断後で49%[2])の左室駆出率を有する患者におけるまたは原発性僧帽弁逆流(48% [2])であった。僧帽弁手術は1294人の患者中198人のみ(15%)の手術の支配的なタイプは弁修復(149[75%]患者)で行った。僧帽弁手術は左心室駆出分画を有する538名の患者のうち28名(5%)50%以下と50%以上の駆出分画を有する756名の患者の170(22%)で,そして第一の逆流を伴う571の二次僧帽弁逆流対164(29%)723の34(5%)で行った。心臓手術の他の全てのタイプは僧帽弁手術を受けた数より3%多くの患者(237[18%]患者)で行った。地域では,分離した僧帽弁逆流は一般的であり,全ての患者サブセットにおけるpostdiagnosis過剰死亡率と頻繁な心不全に関連し,正常な左心室駆出分画と低共存症を伴う患者に対してもである。これら予後不良にもかかわらず,罹患患者の少数のみが診断と治療容易に利用し易いのあらゆる手段があって地域社会でも僧帽弁(またはいかなる型心臓)手術を受けた。これは広い集団におけるがこの疾患の治療のために実質的な満たされていない必要性があるかもしれないことを示唆した。メイヨークリニック基礎。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 疫学 ,  住民 ,  *逆流 ,  成人 ,  左室駆出率 ,  患者 ,  *僧帽弁 ,  死亡率 ,  心不全 ,  *コホート研究 ,  *僧帽弁閉鎖不全症 ,  不確実性 ,  心臓外科
準シソーラス用語： 駆出率 ,  僧帽弁手術 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (1件)： 循環系疾患の外科療法  (GJ05030X)

タイトルに関連する用語 (6件)： 僧帽弁逆流 ,  転帰 ,  治療 ,  地域 ,  コホート ,  研究