抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・海外における遺伝子組換え体(GMO)の規制の観点から,ゲノム編集を含めた新しい育種技術(NBT)に対する規制の検討状況について紹介。
・欧州に関しては,ドイツではNBTは非GMOであるとの見解を示し,フランスではバイオテクノロジー高等審議会の提案にてNBT由来製品の規制フローチャートが作成されている一方で,欧州司法裁判所に法的解釈を求めて訴訟を起こし,オランダではNBTの一部を規制対象から除外することを提案。
・米国に関しては,大統領府において規制枠組みの見直しが進められ,農務省,環境保護庁,食品医薬品局の3省庁がそれぞれの観点から規制しているが,最近現行規制に対して再検討が進展。
・海外におけるゲノム編集の規制検討が進む中,日本では方針が明確でないので,今後科学的知見,安全性,技術開発,知的財産権,国際的整合化などの観点から広範な検討が必要。