抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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長崎県五島列島の二次離島「赤島」での活性化プロジェクトを紹介する。赤島は,住人18人・13世帯が暮らす離島で,水道・井戸等の淡水源が無く,雨水を使って生活し,全戸に雨水貯水槽を供えている。近年PM2.5の大気汚染による雨水の水質悪化が懸念され,雨水を水源とした小規模給水システムを構築する。今回実証実験するシステムは,雨水から飲用水を低コストで供給するもので,「雨畑」と呼ばれる48m
2の面積の集水面と,雨水貯留槽,大気中の汚れを含む初期雨水を除去するコンピュータ制御式の集雨装置,浄水装置で構成されている。浄水装置は,用途に応じてRO膜・UV殺菌装置・中空糸膜等の組み合わせを検討中である。島内にある雨水貯留槽を連携稼働させ,雨水利用スマート給水システムを構築し,雨水生活ブランディング化による離島観光振興を計画している。