抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・情報共有システムの活用事例に関する情報を得るための調査を昨年度から実施。
・今年度は,山岳地帯の林業を行うイタリア,オーストラリアを訪れ,情報利用の実態や製材工場の原木調達事情について概要を報告。
・イタリアの森林面積は約1000万haで,国土のやく1/3。
・山岳地帯における森林管理と木材生産の最適化を目指した3年間の研究プロジェクト(SLOPE:Integrated proceSsing and controL systems fOr sustainable forest Production in mountain arEas)を実施。
・プロジェクトの中で,造材時に原木品質を測定するプロセッサヘッドの開発を実施。
・SLOPEで開発したシステムによる森林資源把握から輸送・販売までの総コストは約44ユーロ/m
3と試算。
・技術や装置の導入費用を加味しても,架線設置,原木仕分,輸送コストが
・大幅削減され,従来の伐採コストと同等のコストに。
・オーストリアの森林面積は約380万haで,森林率は47%。
・林道密度が日本の3倍以上で,路網の発達で効率的な伐採が可能なため,伐採コストが日本と比べて低く抑えられ,高い立木価格を実現。
・製材業に200年以上の歴史があるOFFNER HOLZ製材工場を紹介。
・オーストリアでは,製材工場の規模は大きいものの定尺造材であるため需給調整は数量のみに限られるなど,情報の高度利用はそれほど進んでいない。