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J-GLOBAL ID:201802252758684995   整理番号:18A0383833

SH-SY5Y神経芽細胞腫細胞におけるトリス(1,3-ジクロロ-2-プロピル)ホスファート誘導アポトーシスシグナル伝達経路【Powered by NICT】

Tris (1,3-dichloro-2-propyl) phosphate-induced apoptotic signaling pathways in SH-SY5Y neuroblastoma cells
著者 (6件):
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巻: 58  ページ: 1-10  発行年: 2017年 
JST資料番号: B0121B  ISSN: 0161-813X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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広く使用されている難燃剤,トリス(1, 3-ジクロロ-2-プロピル)ホスファート(TDCIPP,TDCPPとして知られている)は環境と生物相で頻繁に検出される。最近の研究は,TDCIPPは神経毒性効果を持つことを示した。本研究では,ヒト神経芽細胞腫(SH SY5Y)細胞におけるTDCIPP誘導神経毒性の機構を決定した。形態学的検査,フローサイトメトリー,およびミトコンドリア膜電位(ΔYm)測定を用いて,TDCIPPへの曝露は,SH-SY5Y細胞におけるアポトーシス関連遺伝子(BaxおよびBcl-2)とカスパーゼ3蛋白質の活性化を伴うアポトーシスを引き起こすことを確認した。増加した反応性酸素種(ROS)の生成と細胞内カルシウムイオン([Ca~2+]i)もTDCIPP処理SH-SY5Y細胞で観察された。TDCIPPへの曝露は小胞体(ER)ストレスの蛋白質マーカーの活性化をもたらし,真核生物翻訳開始因子2Aサブユニット(p EIF2a),活性化転写因子(AT F4),グルコース調節蛋白質(GRP78),プロアポトーシス因子C/EBP相同蛋白質(CHOP)を含む。アポトーシスにおけるERの役割を決定するために,ERストレス阻害剤,フェニル酪酸(PBA)を適用した。PBA処理はTDCIPP誘導ERストレスを効果的に減少し,Bax発現の阻害とBcl-2発現の促進によるSH-SY5Y細胞のアポトーシス性細胞死に対して保護した。さらに,ROSスカベンジャーN アセチルシステイン(NAC)による細胞の前処理は,ERストレス応答を阻害し,アポトーシスを妨げることを見出した。PBAとNAC前処理の組合せは,PBAまたはNAC前処理単独と比較してTDCIPP誘導ERストレスとアポトーシス死を防ぐことができた。このように,本研究では,TDCIPPはSH-SY5Y細胞におけるミトコンドリアアポトーシス経路のERストレスおよび活性化を含むROS依存性機構を介して細胞毒性を誘導することを示した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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神経の基礎医学 
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