文献

J-GLOBAL ID：201802252809143105   整理番号：18A0422001

仮想時間領域における多次元逆熱伝導問題のための高精度後方-前方アルゴリズム【Powered by NICT】

A highly accurate backward-forward algorithm for multi-dimensional backward heat conduction problems in fictitious time domains

著者 (1件)： Chen Yung-Wei (Department of Marine Engineering, National Taiwan Ocean University, Keelung 20224, Taiwan, ROC)
資料名： International Journal of Heat and Mass Transfer  (International Journal of Heat and Mass Transfer)
巻： 120  ページ： 499-514  発行年： 2018年 
JST資料番号： C0390A  ISSN： 0017-9310  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本論文では,多次元逆熱伝導問題(BHCP)を解くための高精度一段階後方-前方アルゴリズムを提案した。溶液は一般的に不安定であり,与えられたデータに大きく依存するのでBHCPは不良設定で知られている。本論文では,このアルゴリズムは後方仮想統合法(BFTIM)と前方仮想統合法(FFTIM)と呼ばれる一段階アルゴリズムを構築するために高次Lie群スキームを用いた代数方程式を組み合わせたものである。最初に,元の放物型方程式を仮想時間変数を導入することによる進化型の新しい放物型方程式に変換した。,離散化代数方程式の数値積分は各仮想時間ステップでの円錐構造,Lie群とLie代数の制約を満たさなければならない。最後に,初期推定が与えられたときLie群スキームの多様体に沿った最小仮想時間ステップを持つアルゴリズムは一段階と真の解に近づく。さらに,初期推定,初期条件(IC)と最終条件(FC)の相互関係を決定するための方法を提供する。より重要なことは,ICとFCはICとFCとの関係に従ってBFTIMとFFTIMにより回収され,大きな雑音の多い測定データでもできる。BHCPの五つの数値例を試験し,数値計算結果は,本方式はより効率的で安定であることを示した。一般に,BFTIMとFFTIMの数値実装は簡単で一段階収束速度を持っていた。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 雑音 ,  初期条件 ,  Lie群 ,  *高次元 ,  代数方程式 ,  Lie代数 ,  *熱伝導 ,  *アルゴリズム ,  数値積分 ,  多様体
準シソーラス用語： 収束速度 ,  時間ステップ ,  離散化 ,  *高精度 ,  *逆熱伝導 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (4件)： 後方熱伝導問題 ,  不良設定問題 ,  グループ・プレザーブスキーム ,  特性長の概念

分類 (1件)： 熱伝導  (PA02020Z)

タイトルに関連する用語 (5件)： 仮想 ,  時間領域 ,  多次元 ,  逆熱伝導問題 ,  アルゴリズム