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J-GLOBAL ID:201802253107274775   整理番号:18A0381096

胸腺における組織特異的自己抗原の正常発現レベルを維持するための自己免疫調節因子の二重の役割:モデリング研究【Powered by NICT】

The dual role of autoimmune regulator in maintaining normal expression level of tissue-restricted autoantigen in the thymus: A modeling investigation
著者 (3件):
資料名:
巻: 287  ページ: 12-23  発行年: 2017年 
JST資料番号: D0591A  ISSN: 0025-5564  CODEN: MABIA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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胸腺における組織特異的自己抗原(TSA)の発現レベルは中枢性トレランスに伴う自己反応性T細胞の負の選択のために重要である。自己免疫調節因子(AIRE)は,胸腺髄質上皮細胞におけるこれらのTSAの正の調節に関与し,その結果,高親和性自己反応性T細胞の負の選択において重要な役割を果たす。が,最近の研究は,1型糖尿病(T1D)を発生しやすい,非肥満糖尿病(NOD)マウスにおける胸腺ランゲルハンス氏島細胞自己抗原(ICA69)発現レベルはIca1プロモーター領域にAIREの結合親和性の増加,ICA69蛋白質合成を調節するに起因して減少することを明らかにした。これはAIREは胸腺におけるIca1遺伝子の転写抑制因子として作用することを示唆すると考えられた,ICA69の発現レベルの調節を引き起こす。この仮説と負の選択におけるAIREの見かけの二重の役割を調べるために,著者らは,自己反応性T細胞,AIRE mRNAとAIRE(非)依存性胸腺TSA関連遺伝子の時間的動力学を記述する複雑性増加の数学モデルを開発した。目標はIca1プロモーターへのAIREの結合親和性を変化させたT細胞トレランスと転写因子の二重の役割の両方をどのように影響するかを理解することである。安定性解析と数値計算を用いて,このモデルがAIRE結合親和性に関してIca1遺伝子の発現レベルの,健康および自己免疫状態からなる双安定スイッチを有することを,AIREの実験的に観察された二重の役割を捕捉できることを示した。もモデルは双安定性を生成するAIRE発現(例えば,T細胞により放出されたリンホトキシンを経た)に及ぼすT細胞による正のフィードバックループを含む必要があることを示した。著者らの結果は,健康状態におけるAIRE mRNAの発現レベルは自己免疫状態のそれよりも低く,負の選択はT細胞親和性におけるパラメータ摂動に非常に敏感であることを示唆した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (1件):
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免疫反応一般 

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