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J-GLOBAL ID：201802253143796394   整理番号：18A0744500

白山火山における1.9~2.4cal kBPのマグマ噴火-岐阜県大倉山周辺にみられるテフラ層からの知見-

著者 (4件)： 酒寄淳史 (金沢大 人間社会研究域) ,  奥野充 (福岡大 理) ,  田島靖久 (日本工営) ,  守屋以智雄
資料名： 石川県白山自然保護センター研究報告  (Annual Report of the Hakusan Nature Conservation Center)
巻： 44  ページ： 1-10  発行年： 2018年03月31日 
JST資料番号： L0283A  ISSN： 0286-8660  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・白山火山の過去1万年間の活動については,古文書に記された内容や山頂部周辺に分布する降下テフラを中心とした調査研究に,岩屑なだれ堆積物や火砕流堆積物からの放射年代などを加え,解明が進められてきた。
・また,この地域に分布する降下テフラ中のスコリアは比較的粗粒であり,マグマの岩石学的性質を調べることが可能な試料を得ることができる。
・本稿では,露頭から採取した土壌試料の14C年代測定とテフラ試料の岩石記載を行い,それらの結果を報告するとともに,降下テフラと溶岩との対応関係についても検討を行った。
・調査は,露頭1~3の岩石の様相観察により行った。
・露頭1と2の調査により,約1900~2400calBPの間に少なくとも3回のマグマ噴火が発生したことが明らかになった。

シソーラス用語： *火山 ,  *噴火活動 ,  *マグマ ,  *火砕流堆積物 ,  *放射性炭素法年代測定 ,  古文書 ,  火山砕屑物 ,  土石流 ,  火砕流 ,  同位体年代測定 ,  軽石 ,  岩石学 ,  露頭 ,  岩石記載 ,  岐阜県
準シソーラス用語： 山頂 ,  土壌試料 ,  *白山火山

分類 (4件)： 地球熱学,火山物理学  (DC03070D) ,  岩石成因論  (DE07020I) ,  堆積岩岩石学  (DE05040Q) ,  地球化学に関する年代測定  (MC03011P)

引用文献 (20件)：

• 遠藤邦彦 (1985) 白山火山地域の火山灰と泥炭層の形成過程. 白山高山帯自然史調査報告書, 11-30, 石川県白山自然保護センター.
• 東野外志男 (1991) 白山火山の歴史時代の活動. 白山火山噴火活動調査報告書, 93-107, 石川県白山自然保護センター.
• 東野外志男・田島靖久 (2016) 小白水谷下流で発見された白山火山起源の降下スコリア堆積物. 石川県白山自然保護センター研究報告, 42, 51-57.
• 東野外志男・守屋以智雄・高柳一男 (1991) 南竜ヶ馬場湿原に分布する泥炭層の¹⁴C年代から推定される白山火山南竜火山灰の年代. 石川県白山自然保護センター研究報告, 18, 1-3.
• 北原哲朗・堀 伸三郎・小川義厚・前川秀和・石田孝司 (2000) 新白山火山の層序区分-年代測定結果による検討-. 日本火山学会講演予稿集, 153.

タイトルに関連する用語 (6件)： 白山火山 ,  マグマ ,  噴火 ,  岐阜 ,  周辺 ,  テフラ層