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J-GLOBAL ID:201802253285285847   整理番号:18A0393089

マウスにおける三硫化ジメチルの鎮痛効果はTRPA1およびsst_4受容体により仲介される【Powered by NICT】

Analgesic effect of dimethyl trisulfide in mice is mediated by TRPA1 and sst4 receptors
著者 (14件):
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巻: 65  ページ: 10-21  発行年: 2017年 
JST資料番号: W0926A  ISSN: 1089-8603  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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TRPA1受容体が一次感覚ニューロンに発現するカルシウム透過性リガンド依存性チャンネルと炎症ととう痛に関与している。これらのニューロンの活性化は鎮痛効果を持つかもしれない。TRPA1活性化により仲介される鎮痛効果の提案された機構は,ソマトスタチン(SOM)の放出とsst_4受容体への作用である。本研究では恐らくSOM(自己組織化マップ)放出に導く有機トリスルフィド化合物ジメチルトリスルフィド(DMTS)による一次感覚ニューロンに対するTRPA1活性化の鎮痛効果を検討した。CHO細胞におけるDMTSによるTRPA1の開口はパッチクランプおよび蛍光Ca~2+検出により検討した。TRPA1受容体野生型(WT)とノックアウト(KO)マウスの三叉神経節(TRG)ニューロンにおけるDMTS投与による~2+Ca流入レシオメトリックCa~2+イメージングにより検出された。マウス皮膚の感覚神経からのSOM(自己組織化マップ)放出は放射性免疫分析により評価した。軽度熱損傷によって誘発された機械的痛覚過敏におけるDMTSの鎮痛効果は,動的足底aesthesiometryにより検討した。深部体温(T_b)に及ぼすDMTSの調節的役割は呼吸計及び遠隔温度測定による熱電対温度測定により測定した。DMTSはTRPA1仲介電流を生成し,CHO細胞における[Ca~2+]iを上昇させた。類似のデータはTRGニューロンで得られた。DMTSはマウス感覚ニューロンTRPA1依存からSOM(自己組織化マップ)を放出した。DMTSはTRPA1およびsst_4受容体により仲介される鎮痛効果を発揮した。DMTS誘発低体温と運動低下はTRPA1KO動物を自由に動くで抑制された。著者らの研究は,感覚ニューロンからのTRPA1仲介SOM放出とsst_4受容体の活性化によると思われるDMTSの鎮痛作用に関する独自の証拠を示した。DMTSは新しい鎮痛薬候補である。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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細胞膜の輸送  ,  神経の基礎医学 

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