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J-GLOBAL ID：201802253336831953   整理番号：18A1229164

グリーンタイド発生要因の推定と大型藻類生態モデルの開発

ESTIMATION OF FACTORS OF GREEN TIDE OCCURRENCE AND DEVELOPMENT OF MACROALGAE ECOLOGICAL MODEL

著者 (2件)： 児玉貴正 (大阪市立大学大学院 工学研究科都市系専攻) ,  相馬明郎 (大阪市立大学大学院 工学研究科都市系専攻)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 73  号： 2  ページ： I_1321-I_1326(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： グリーンタイドが頻発する大阪南港野鳥園を対象とし,統計解析によるグリーンタイドと外部環境の関係性の把握,ならびに,室内実験による大型藻類の生理生態の特性の把握を行った.また,これらの結果を反映した大型藻類生態数理モデルを新たに構築し,グリーンタイド発生のメカニズム推定と予測可能性を検討した.統計解析の結果から,全大型藻類の現存量変化は,DIN,水温,塩分,日射時間に影響されることが明らかとなった.室内実験の結果から,ミナミアオサは,低塩分耐性が弱く,干出耐性は高・低温で弱いこと,スジアオノリは,低塩分耐性が強く,干出耐性は高温度で弱いことが明らかとなった.構築した数理モデルは,2009年7月から2016年6月の期間における大型藻類の現存量変化を概ね再現した.(著者抄録)

シソーラス用語： *水質汚濁物質 ,  *因子 ,  *モデル ,  藻類 ,  アオノリ ,  アオサ ,  数学モデル ,  港湾 ,  分散分析
準シソーラス用語： *グリーンタイド ,  スジアオノリ ,  共分散構造分析 ,  数理モデル ,  *生態モデル ,  大型藻類 ,  大阪港 ,  *発生要因

著者キーワード (6件)： green tide ,  macroalgae ,  ecological model ,  laboratory experiment ,  field data ,  SEM

分類 (2件)： 植物に対する影響  (EE04030Z) ,  環境問題  (SA01020V)

引用文献 (6件)：

• 1) 環境省(2016):干潟・藻場の機能,http://www.env.go.jp/water/heisa/heisanet/setouchiNet/seto/setonaikai/hg1.html, 2016-11-01.
• 2) 西川智貴:アオサ・ジュズモの生理特性に基づくグリーンタイドの抑制に関する基礎的研究-大阪南港野鳥園-,大阪市立大学大学院工学研究科
• 3) 芳村碧・矢持進:大阪南港野鳥園北池におけるグリーンタイドの季節的変遷と原因海藻ミナミアオサの低塩分・干出耐性に関する研究,土木学会論文集,B2vol, 67,No. 2,2011,I_1136~I_1140, 2010.
• 4) 島並諒,遠藤徹,矢持進:大阪南港野鳥園湿地のグリーンタイド制御に関する-考察,海岸工学論文集 B2,Vol. 6,No. 2,pp. 1161-1165, 2013.
• 5) 平山伸,大久保精二,宮坂政司:海水中の栄養塩を利用した不稔性アオサの培養と生産設備,海洋深層水研究,Vol. 1,No. 1,pp. 19-22, 2001.

タイトルに関連する用語 (6件)： グリーンタイド ,  発生要因 ,  推定 ,  大型藻類 ,  生態モデル ,  開発