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J-GLOBAL ID：201802253463466260   整理番号：18A0342176

地球の始生代大気中における硫黄同位体の質量非依存的分画の一つの可能な源【Powered by NICT】

One possible source of mass-independent fractionation of sulfur isotopes in the Archean atmosphere of Earth

著者 (3件)： Babikov Dmitri (Department of Chemistry, Marquette University, P.O. Box 1881, Milwaukee, WI 53201-1881, USA) ,  Semenov Alexander (Department of Chemistry, Marquette University, P.O. Box 1881, Milwaukee, WI 53201-1881, USA) ,  Teplukhin Alexander (Department of Chemistry, Marquette University, P.O. Box 1881, Milwaukee, WI 53201-1881, USA)
資料名： Geochimica et Cosmochimica Acta  (Geochimica et Cosmochimica Acta)
巻： 204  ページ： 388-406  発行年： 2017年 
JST資料番号： C0062A  ISSN： 0016-7037  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 二原子分子への二個の硫黄原子の再結合のためのエネルギー移動機構,S.2は,このプロセスの速度係数は,同位体置換により著しく影響されるかどうか,そして得られた同位体効果は質量依存または質量非依存性であることが期待されるかどうかを決定するために理論的および数値的に調べた。これは始生代地球の無酸素雰囲気中で重要であり,潜在的に,硫黄同位体の質量非依存性分別に関連すると考えられる硫黄重合プロセスの一つである。単純化した理論的アプローチを用いて,S.2分子のすべての特性をかなり正確に特性化したが,浴ガス衝突による準安定S.2~*の安定化のプロセスは近似的に記述した。S.2の個々の散乱共鳴の性質を詳細に研究した,それは再結合過程への最も重要な寄与は遠心障壁の頂上付近の形成された振動回転状態に由来することを,このような状態の数は約50であることを(~32S~32年代に)が分かった。再結合速度係数の絶対値は1.22×10~ 33cm~6/S(室温と大気圧で~32s~32秒間)と計算され,実験結果に近かった。二つの異なる同位体効果を同定した。一つは並進分配関数,速度係数(質量は~32S~32年代から~34s~34sまで上げると4%減少)の弱い,平滑,および負の質量依存をもたらすによる古典的質量依存効果である。,量子化された共鳴のために,第二の効果は,二桁強くなるが,局所的である。実際には,個々の共鳴の存在に起因して,この現象は範囲±5%で速度係数の不規則な質量非依存性変動をもたらした。は,実際の分子におけるこの不規則な挙動はやや滑らかであることが期待されると,同位体効果はやや小さく,個々の共鳴の性質(本モデルにより記載されていない)に及ぼす安定化断面積の依存性に起因することを実証した。安定化断面積の付加的計算は,この質量非依存同位体効果の定量的予測を与え,始生代岩石記録中の硫黄同位体の質量非依存性分別へのそれの関連性を決定するために必要である。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 断面積 ,  同位体効果 ,  並進 ,  再結合 ,  エネルギー移動 ,  二原子分子 ,  キャラクタリゼーション ,  *地球 ,  *硫黄 ,  共鳴 ,  簡素化 ,  *始生代 ,  *硫黄同位体 ,  近似法 ,  分配関数

著者キーワード (4件)： 質量に無関係な分別 ,  硫黄同素体 ,  気相再結合反応 ,  エネルギー移動機構

分類 (1件)： 同位体地質学  (DD01042T)

タイトルに関連する用語 (7件)： 地球 ,  始生代 ,  大気中 ,  硫黄同位体 ,  質量 ,  非依存 ,  分画