文献
J-GLOBAL ID:201802253837698525   整理番号:18A0421908

現生と化石の魚の耳石中の炭酸塩結合有機物質の窒素同位体分析【Powered by NICT】

Nitrogen isotopic analysis of carbonate-bound organic matter in modern and fossil fish otoliths
著者 (5件):
資料名:
巻: 224  ページ: 200-222  発行年: 2018年 
JST資料番号: C0062A  ISSN: 0016-7037  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
耳石結合有機物質(OM)の窒素同位体組成(δ~15N)は硬骨魚類の食事歴に関する情報の潜在的供給源である。白筋組織のδ~15n,生態学的研究のための最も一般的に使用される組織とは対照的に,耳石結合OM(δ~15N_oto)のδ~15Nが全生活史の記録を提供する。より重要なことは,δ~15N_otoは組織は耳石アーカイブと堆積物では入手できない,例えば,文脈で測定することができる。耳石δ~15N分析の有用性およびロバスト性は,これまで耳石の低N含有量,分析前に個々の耳石のルーチン測定として耳石材料の徹底的な洗浄を妨げ,により制限された。,硝酸N_2Oへの細菌変換によるへの酸化に基づく新しい方法を導入した。法は伝統的な燃焼アプローチと比較して200倍少ないNを必要とし,ほぼ任意の大きさの個々の耳石の前処理と分析を可能にした。δ~15N_otoの長期精度は0.3‰である。大西洋タラ(Gadus morhua)の耳石の内部標準を用いて,酸化剤(過硫酸カリウムと次亜塩素酸ナトリウム),温度および時間に関して酸化洗浄段階のパラメータを調べた。も生態学的研究のためのδ~15N_otoの有用性を証明する最初の結果を報告した。三サケ科種のために,同じ魚から左と右耳石は区別できなかった。カラフトマス(Oncorhynchus gorbuscha)のδ~15N_otoであるこの種の魚の大きさに関連していることを見出した。野生カラフトマスのためのコホート内δ~15N_oto標準偏差,養殖ブラウントラウト(Salmo trutta),及び養殖ニジマス(Oncorhynchus mykiss)は全て0.4%以下であることを見出し,δ~15N_otoは個体群レベルの研究に有用であろうことを示唆した。最後に,筆者らのプロトコルは十七世紀大西洋タラ耳石におけるδ~15N_otoと耳石N含有量の両方のための再現性のあるデータが得られた。十七世紀タラは現在のタラ耳石の大きなサイズ(従って魚の推定)または過去と比較して現代の沿岸海洋におけるベースライン(一次生産者)δ~15Nの変化と一致するほぼ間違いなくよりも約2%高いことが分かった。すべては,現代と過去の魚類の環境と生態学を研究するための耳石結合δ~15Nの有用性のための,本研究の結果良い前兆になる。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
同位体地質学  ,  魚類 

前のページに戻る