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J-GLOBAL ID：201802253885406508   整理番号：18A0701694

LDH型層状材料のナノ構造制御による機能性材料の合成

著者 (1件)： 中平敦 (大阪府大)
資料名： 耐火材料  (Refractory Material)
号： 165  ページ： 4-11  発行年： 2018年03月01日 
JST資料番号： F0320A  ISSN： 0494-5549  CODEN： TKZRA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・Mg-Alハイドロタルサイトは層状復水酸化物(LDH)であり,バイオディーゼル用オイルの高効率な転化や炭素-炭素結合形成などのファインケミカルにおいて有用な触媒。
・本研究では,Mg-AlハイドロタルサイトにおいてAl³⁺サイトをFe³⁺イオンにて置換した改良型ハイドロタルサイト(Mg-Feハイドロタルサイト)を共沈プロセスにて合成し,XRD,FT-IR,XAFS(X線吸収分光法)を用いて微細構造を解析,および重金属イオン(As⁵⁺)除去能力を評価。
・その結果,それはMg-Feハイドロタルサイト構造を有し,Mg³⁺とFe³⁺の水酸化物層から構成されること,また,CO₃^2-が層間に入っていることが判明。
・更に,FeイオンとAsイオンのアフィニティに起因した相互作用によって,Asイオンの除去に有効なことが分かった。

シソーラス用語： *マグネシウム化合物 ,  アルミニウム化合物 ,  *水酸化物 ,  *ハイドロタルサイト ,  *層状化合物 ,  吸着 ,  共沈 ,  *微細構造 ,  X線回折分析 ,  FTIR分光法 ,  XAFS ,  ヒ素 ,  親和性 ,  *鉄化合物 ,  pH依存性
準シソーラス用語： Asイオン ,  LDH【水酸化物】 ,  アフィニティー ,  共沈法 ,  *重金属除去

分類 (3件)： 分子化合物  (CE02000C) ,  無機化合物一般及び元素  (CD01010D) ,  重金属とその化合物一般  (SB05021R)

引用文献 (16件)：

• S. Miyata: Clay, Clay Miner. 28, 50(1980).
• M. Belloto, B. Rebours, O. Clause, J. Lynch, D. Bazin and E. Elkain: J. Phys. Chem. 100, 8527(1996).
• E. Narita, P. Kaviratna and T. J. Pinnavaia: Chem. Lett., 805-808(1991)
• S. Kannan and C. S. Swamy: J. Mat. Sci., 32 1623(1997)
• J. W. Boclair and P. S. Braterman: Chem. Mater., 10, 2050(1998)

タイトルに関連する用語 (4件)： LDH ,  層状材料 ,  ナノ構造制御 ,  機能性材料