抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
目的:アトピー性皮膚炎(AD)患児の血清25-ヒドロキシビタミンD3レベルの変化を観察し、その臨床意義を検討する。方法:AD患児96例を観察グループとし、健康診断健康児童40例を対照グループとする。AD重症度スコア(SCORAD)を用い、観察組の病状を評価し、2組の静脈血を採取し、血清25-ヒドロキシビタミンD3、免疫グロブリンE(IgE)、IL-4、IL-10、IL-17のレベルを測定した。【結果】観察群および対照群における血清25-ヒドロキシビタミンD3レベルは,それぞれ(25.63±6.12)および(29.98±6.87)nmol/Lであり,2群間に有意差があった(P<0.05)。観察群の血清IgE、IL-4、IL-10、IL-17レベルは対照群より高かった(P<0.05)。観察群の血清ビタミンD欠乏(血清25-ヒドロキシビタミンD3<30mmol/L)患児の血清IgE、IL-4、IL-10とIL-10のレベルを測定した。IL-17レベルは血清ビタミンD正常(血清25-ヒドロキシビタミンD3≧30mmol/L)患者より高かった(P<0.05)。観察グループの血清25-ヒドロキシビタミンD3とSCORADは負相関(r=-0.490,P<0.05)を呈し、血清IgE、IL-4のレベルと正相関を呈した(rはそれぞれ0.639、0.531、P<0.05)。IL-17は,有意の相関を示さなかった(P>0.05)。結論:AD患児の血清25-ヒドロキシビタミンD3レベルは低下し、血清IgE、IL-4レベルと正に相関し、血清25-ヒドロキシビタミンD3レベルの測定はAD患児の病状の重症度及び炎症反応状況を判断するのに役立つ。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】