抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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揮発性有機ヨウ素化合物(以下,VOI)の鉛直分布が決まる要因を明らかにすることを目的とし,VOI濃度の変化をモデルによって計算した。モデルには,VOI濃度実測値,光分解速度,乱流強度,生物による正味のVOI生成速度をパラメータとして用いた。モデル結果のVOI濃度変化では,混合層内VOI濃度が低く,混合層直下で濃度が増加するといった実測値と同じ分布を再現できた。しかし,混合層内濃度が0になる点で実測値と異なっていた。この結果から,本モデルで与えたVOI生成速度では,表層で光分解するVOI濃度を補償できないことを明らかにした。また,混合層内においてVOI光分解を補償し得る新たな生成過程の存在が示唆された。(著者抄録)