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J-GLOBAL ID:201802254453367153   整理番号:18A0325544

Chordinおよびdickkopf1bはゼブラフィッシュにおけるFGFシグナル伝達経路の活性化を介して頭部構造の形成に必須である【Powered by NICT】

Chordin and dickkopf-1b are essential for the formation of head structures through activation of the FGF signaling pathway in zebrafish
著者 (4件):
資料名:
巻: 424  号:ページ: 189-197  発行年: 2017年 
JST資料番号: C0522A  ISSN: 0012-1606  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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背側軸形成を誘導するSpemannオーガナイザーの能力は,母性Wnt/β-カテニンシグナル伝達経路の下流因子に依存している。線維芽細胞成長因子(FGF)シグナル伝達経路は母性Wnt/β-カテニンシグナル伝達経路の下流成分の一つとして同定されている。完全ヘッド構造と背側軸の形成を誘導するFGFシグナル伝達経路の能力は,chordin(chd)発現を必要とするが,この発生過程に関与する分子機構,FGFシグナル伝達の活性化に起因して,不明のままである。本研究では,FGFシグナル伝達経路の活性化は,chdとdickkopf1B(dkk1b)の発現を介して完全な頭部構造の形成を誘導することを示した。オーガナイザーを欠損する母性変異体ichabodを用いて,FGFシグナル伝達経路の下流にある新たな因子としてdkk1bを同定した。dkk1b発現は,FGFシグナル伝達経路の活性化後,前後(AP)軸に沿って完全な頭部構造の形成のための神経外胚葉パターン形成誘導に必要であることを示した。chdとdkk1b mRNAの共注入はichabod胚における完全な頭部構造を有する背側軸の形成をもたらし,この発生過程におけるこれらの因子の役割を確認した。意外なことに,著者らは,chdシールド段階でichabodはいにおけるdkk1b発現を誘導することを見出した。しかし,chdシールドの細胞において発現され,その後,中期原腸はい期後の脊索前板の細胞におけるdkk1b発現レベルを維持できなかった。対照的に,FGFシグナル伝達経路の活性化は初期体節形成に原腸陥入の開始からdkk1b発現を維持した。結論として,FGFシグナル伝達経路の活性化は,chdの発現とその後の維持dkk1b発現レベルの完全な頭部構造を有する背側軸の形成を誘導する。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (1件):
分類
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発生と分化 

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