抄録/ポイント：
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脊柱側弯症は三次元変形である。このように,回転成分はその評価と管理の間に考慮しなければならない。しかしながら,脊柱側弯症の重症度は,軸方向脊椎回転(VR)を説明できないCobb角を用いて,2D冠状面で長く測定されている。過去において,Stagnara側方X線写真はVRを補償することを試みた。今日まで,AP面については類似のX線像は報告されていない。3D CT画像における最近の進歩により,臨床医が軸方向VRを補正することにより,脊柱側弯症におけるCobb角をより正確に測定することが可能になここでは,従来の2D放射線写真と回転補正CT画像の両方から得たCobb角測定を比較する後向き研究を示した。本研究の目的は,回転補償および標準イメージングの両者において,AISに対して日常的に行われているCobb角測定を比較することである。遡及的整合コホート研究。合計66名の患者がAISと診断された。Pt,MT,およびTL/L曲線はCobb角度値,冠状バランス,胸部および腰椎先端脊椎骨転移(T/L-AVT),胸部および腰椎先端脊椎回転(T/L-AVR),胸部後弯症および矢状面バランスを示した。この遡及的研究では,AISによる66人の患者の年齢10~19歳の標準AP,側方および屈曲X線写真を得た。多平面3D CTを用いて,冠状面を脊椎軸の平面内で再構成し,回転的に補償された3D CT画像(RC-3DCT)を形成した。両画像診断法について以下の測定を行った:Pt,MT,TL/L曲線,冠状バランス,T/L-AVT,T/L-AVR,胸部後弯症,および矢状面バランス。平均MT曲線は,RC-3DCT(n=63,P=.0039)に対して,APX線写真では40.56°であり,35.39°であった。28人の患者(42.4%)において,回転補正は,少なくとも1つのレベルによって主要な曲線の端部脊椎を変えた。X線写真で得られた平均TL曲線はRC-3DCTのそれより有意に大きかった(n=62;35.34°対30.98°;P=.0046)。RC-3DCT平均T-AVTと比較したとき,APフィルムは50%以上の冠状バランスを示し,従来のフィルムでは25.28mm,RC-3DCTでは19.46mmであった(n=62;P=.00033)。RC-3DCT L-AVTは,標準フィルムのそれより有意に小さかった(P=.0094)。立位フィルム上の平均T-AVTは26.2±31.0°であった。平均近位胸椎後弯症は,2つのモダリティの間で異ならなかった:放射線写真上の20.66°対RC-3DCT上の21.062°(P=.41)。脊柱側弯症を評価するために伝統的にAPラジオグラフで行われた測定はVRにより不正確である可能性がある。これらのデータは,冠状面に関するNash-Moeグレード当たり19°の患者の軸回転がCTを必要とせずに変形の回転成分を適切に補償することを示唆する。さらに,回転補償は,伝統的に得られたものと異なる最終脊椎レベルをもたらす可能性がある。患者の42%において,VR補償は少なくとも1つのレベルによって最終脊椎指定を変化させた。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
