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J-GLOBAL ID：201802254566691437   整理番号：18A1998709

キツネ条虫Echinococcus multilocularisのグルコース輸送体遺伝子の分子的および機能的特性化【JST・京大機械翻訳】

Molecular and functional characterization of glucose transporter genes of the fox tapeworm Echinococcus multilocularis

著者 (8件)： Kashiide Takuya (Laboratory of Medical Zoology, Nihon University College of Bioresource Sciences, Fujisawa, Kanagawa 252-0880, Japan) ,  Kikuta Shingo (Graduate School of Bio-Applications & Systems Engineering, Tokyo University of Agriculture and Technology, Koganei, Tokyo 184-8588, Japan) ,  Kikuta Shingo (College of Agriculture, Ibaraki University, Ami, Ibaraki 300-0393, Japan) ,  Yamaguchi Misaki (Laboratory of Medical Zoology, Nihon University College of Bioresource Sciences, Fujisawa, Kanagawa 252-0880, Japan) ,  Irie Takao (Department of Infectious Disease, Hokkaido Institute of Public Health, Sapporo 060-0819, Japan) ,  Kouguchi Hirokazu (Department of Infectious Disease, Hokkaido Institute of Public Health, Sapporo 060-0819, Japan) ,  Yagi Kinpei (Department of Infectious Disease, Hokkaido Institute of Public Health, Sapporo 060-0819, Japan) ,  Matsumoto Jun (Laboratory of Medical Zoology, Nihon University College of Bioresource Sciences, Fujisawa, Kanagawa 252-0880, Japan)
資料名： Molecular and Biochemical Parasitology  (Molecular and Biochemical Parasitology)
巻： 225  ページ： 7-14  発行年： 2018年 
JST資料番号： T0912A  ISSN： 0166-6851  CODEN： MBIPDP  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 肺胞包虫症(AE)は,キツガムシ(Echinococcus multilocularis)の幼虫により引き起こされる人畜共通寄生虫症である。E.multilocularisは北半球に広く分布しており,様々な動物やヒトにおいて重大な健康問題を引き起こしている。他の条虫のようなE.multilocularisは,消化管を欠いており,その外表面上の合胞体を通してグルコースを含む必須栄養素を吸収する。したがって,E.multilocularisは,近縁種Taenia soliumに類似した表面にグルコース輸送体を用いると仮定されている。この仮説に基づいて,E.multilocularis由来のグルコース輸送体同族体をクローン化し,特性化した。結果として,E.multilocularisからの2つの推定グルコース輸送体遺伝子(EmGLUT1とEmGLUT2)の完全長配列を得た。in silico分析は,これらが溶質キャリアファミリー2グループに分類されることを予測した。アフリカツメガエル卵母細胞を用いた機能的発現解析は,EmGLUT1による2-デオキシ-D-グルコース(2-DG)の明確な取り込みを示したが,この実験系ではEmGLUT2によるものではなかった。EmGLUT1は比較的高いグルコース輸送活性を有することが示された。アフリカツメガエル卵母細胞系を用いた更なる分析は,EmGLUT1の2-DG取り込みがNa+またはH+の存在または濃度にそれぞれ依存しないことを明らかにした。培養されたメタセストド,ex vivoのプロトスコプレックス,および成虫の虫試料を用いたイムノブロット分析は,両EmGLUTが寄生虫の各発生段階で安定して発現されることを示した。上記の知見に基づいて,EmGLUT1は簡単なグルコース輸送体であり,そのライフサイクルを通してE.multilocularisによるグルコース取り込みにおいて重要な役割を果たしている可能性があると結論した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： ライフサイクル ,  ヒト ,  寄生虫 ,  幼虫 ,  クローン ,  *キャラクタリゼーション ,  動物 ,  *遺伝子 ,  成虫 ,  *Echinococcus属 ,  *グルコース輸送 ,  in silico ,  *多包条虫 ,  *促進性グルコース輸送体 ,  *膜貫通タンパク質 ,  ヘキソース ,  アルドース
準シソーラス用語： *グルコース輸送体 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (4件)： 肺胞エキノコックス症 ,  Echinococcus multilocularis ,  グルコース輸送体 ,  寄生虫

分類 (2件)： 細胞膜の輸送  (EF04020R) ,  細胞生理一般  (EF02010S)

物質索引 (1件)： グルコース

タイトルに関連する用語 (6件)： キツネ ,  Echinococcus ,  グルコース輸送体 ,  遺伝子 ,  分子 ,  特性化