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J-GLOBAL ID:201802254657980238   整理番号:18A1494873

容器用ラミネート鋼板の特性に及ぼす缶成形工程におけるPET結晶構造変化の影響

Effect of Crystal Structural Changes of PET in Can-making Process on Properties of Film Laminated Steel for Containers
著者 (4件):
資料名:
巻: 104  号:ページ: 444-452(J-STAGE)  発行年: 2018年 
JST資料番号: F0332A  ISSN: 0021-1575  CODEN: TEHAA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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優れた特性を有するPETフィルムラミネート鋼板は飲料缶に広く使用されている。近年,省資源化の観点から缶軽量化が進んでおり,そのために,BO(二軸延伸)PETフィルムの代わりに優れた成形性を有する無延伸PETフィルムを必要とするラミネート鋼板に深絞りおよびしごき加工が行われている。しかし,無延伸PETフィルムは,結晶構造の欠如により耐衝撃性と耐食性へ何らかの影響の可能性を有している。本研究では,飲料および食品缶に要求される種々の特性に及ぼすPETフィルムの結晶性の影響を調べた。成形性,接着性,耐衝撃性および耐食性を評価するために,異なる結晶度のPETフィルムをラミネートした鋼板を延伸加工により成形した。ここで,高い結晶度を有するBO-PETフィルムラミネート板は,BO-PET/IAおよびNO-PET/IAフィルムラミネート板と比較して,耐衝撃性と耐食性に劣ることが分かった。熱処理後のBO-PETフィルムの表面にのみ,高さ方向に平行なフィルム割れが観察され,これが特性の劣化を引き起こした。熱処理はPETの結晶度を増加させ,PETの(100)結晶面を高さ方向に平行に配列させ,フィルム割れの発生をもたらした。本研究は,缶製造プロセスにおけるPETフィルムの結晶構造変化が,耐食性および耐衝撃性に著しい影響を及ぼし,PETの結晶度の制御が優れた特性を得るためのキー因子であると結論した。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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プラスチック被覆  ,  プレス加工  ,  包装材料 
引用文献 (16件):
  • 1) A. Tanaka: Tetsu-to-Hagané, 71(1985), S1252.
  • 2) K. Imazu: J. Jpn. Inst. Light Met., 44(1994), 110.
  • 3) A. Tanaka and T. Okumura: CAMP-ISIJ, 6(1993), 536.
  • 4) K. Yoshimura and S. Taya: Toyo Kohan, 37(2013), 1.
  • 5) N. Maida, S. Takahashi, L. Hu and M. Itoh: Toyo Kohan, 34(2004), 1.
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