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J-GLOBAL ID：201802254701829531   整理番号：18A1047923

近世の東海道から現在の新東名高速道路に至る道路植生とその維持管理手法の変遷

著者 (1件)： 楠木崇雄 (中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京)
資料名： 日本緑化工学会誌  (Journal of the Japanese Society of Revegetation Technology)
巻： 43  号： 4  ページ： 605-610  発行年： 2018年05月31日 
JST資料番号： Z0839A  ISSN： 0916-7439  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 現在,高速道路の法面には,土砂の浸食防止をはじめとして,修景,環境保全などの目的を付加して草本類だけではなく,木本類まで多種多様な植物が植栽されている。これらの法面植生の維持管理の最適化を考える上で,道路構造と道路植栽について,既往の資料を辿り,現時点における道路植栽の集大成といえる新東名高速道路に至るまでの経緯と,外来種の侵入や,クズなどの難防除雑草の拡大が問題化する。今後の高速道路のり面植生の維持管理の効率化に必要な事項を考察した。この中で,東名高速道路建設当初にクズは法面保護を目的として,また,現在特定外来生物に指定されているオオキンケイギク,オオハンゴンソウは修景を目的として人為的に導入された可能性が判明した。今後は,外来種を含む雑草の効率的かつ効果的な制御技術を構築する必要がある。(著者抄録)

シソーラス用語： *道路 ,  *高速道路 ,  *維持管理 ,  *植生 ,  緑化 ,  道路構造 ,  *経歴 ,  斜面 ,  植栽
準シソーラス用語： 維持管理手法 ,  *新東名高速道路 ,  東海道 ,  道路植栽 ,  道路植生 ,  法面植生 ,  法面緑化

分類 (2件)： 道路施設・建設  (RC08030I) ,  土工計画,土工事  (RA07050R)

引用文献 (37件)：

• 1) 「道路と自然」編集委員会編(1997)道路緑化の推移,道路と自然 24(3)(95),14-15.
• 2) 恵花安雄・新田伸三(1960)来の宮タネ吹付試験中間報告(昭和35年度春季大会研究発表要旨),造園雑誌 24(1),26.
• 3) 藤村万里子・昌子住江・荒井秀規・伊東孝祐(2004)近世東海道の並木について,土木史研究 講演集 24,341-345.
• 4) 富士市博物館編(1987)第2回特別展-吉原宿所替300年記念-街道と宿場,富士市行政資料 57-27,3.
• 5) 橋本政子(2015)名神高速道路における初代総裁岸道三と審美委員会の美しい道路づくりへの取り組み,土木学会論文集D1(景観・デザイン)71(1),108-115.

タイトルに関連する用語 (6件)： 近世 ,  新東名高速道路 ,  道路 ,  植生 ,  維持管理 ,  手法