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J-GLOBAL ID:201802255239680638   整理番号:18A1369954

亜ひ酸塩による活性化に特異的に関与するシロイヌナズナフィトケラチンシンターゼ1におけるC末端領域の同定

Identification of C-terminal Regions in Arabidopsis thaliana Phytochelatin Synthase 1 Specifically Involved in Activation by Arsenite
著者 (10件):
資料名:
巻: 59  号:ページ: 500-509 (WEB ONLY)  発行年: 2018年03月 
JST資料番号: U1159A  ISSN: 1471-9053  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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フィトケラチン(PC)は,植物細胞中の無機ヒ素(As)を含む毒性元素の主要キレーターである。それらの合成は耐性を付与し,植物内移動性に影響する。以前の研究から,種々の金属/メタロイドイオンがPC合成を差次的に活性化することが示された。ここに著者らは,一次Arabidopsis PCシンターゼであるAtPCS1のヒ素-[As(III)]依存性活性化に関与するC末端部分を同定した。AtPCS1突然変異体cad1-6におけるT-DNA挿入は,カドミウム(Cd)と亜鉛(Zn)による活性化に特異的に影響するC末端調節ドメインの切断を引き起こす。cad1-6と,AtPCS1ヌル変異体cad1-3およびトノプラストPC輸送体abcc1/2変異体との比較から,cad1-6のAs(III)過敏性がcad1-3のそれに等しいことが明らかになった。cad1-6とcad1-3のいずれも,Col-0と比較して,シュートへのAs分布を増加することが示された一方,シュートにおけるZn蓄積は,cad1-6とcad1-3において等しく低かった。As(III)曝露植物におけるCd1-6,PC蓄積のこれらの表現型を支持することは,cad1-6とcad1-3の両方において痕跡レベルであることから,cad1-6の短縮型AtPCS1は,As(III)に対する応答においてPCS活性が欠損することが示唆された。分裂酵母のPCS欠損変異体を用いた,AtPCS1のC末端欠失シリーズの分析から,As(III)依存性PC合成のC末端ドメイン内の重要な領域が示唆され,これはCdまたはZn依存性活性化に対して以前に示唆された領域とは異なっていた。興味深いことに,野生型蛋白質よりも強く活性化された短縮型変異体を同定した。この変異体は,植物のAs移動性をより厳しく抑制するツールとして使用できる可能性がある。(翻訳著者抄録)
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植物の生化学 
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