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J-GLOBAL ID：201802255247014539   整理番号：18A1476783

UAVを利用した森林リモートセンシング

Forest Remote Sensing Using UAVs

著者 (1件)： 村上拓彦 (新潟大)
資料名： 日本リモートセンシング学会誌  (Journal of the Remote Sensing Society of Japan)
巻： 38  号： 3  ページ： 258-265  発行年： 2018年07月20日 
JST資料番号： X0714A  ISSN： 0289-7911  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 無人機(UAV)の利用は森林リモートセンシングにおいて急速に普及している。UAVリモートセンシングは,観測間隔の設定の柔軟性,低高度飛行による高空間分解能画像データの取得,及び低運用コストを含む幾つかの利点を有する。UAVシステムは,固定翼プラットフォームまたは回転翼ヘリコプタシステムで構成され,近年,後者,特に多重回転翼型タタイプに注目が集まっている。多くの異なる光学センサをUAVに搭載可能で,市販のデジタルカメラを改造することによって近赤外線域の情報を取得する試みが企図されている。加えて,ハイパースペクトルセンサあるいはレーザ計測器を備えたUAVを森林観測に使用できる。UAV航空写真は一般にステレオペアデータとして取得されるので,高度情報を得ることが可能である。さらに,点群データを形成する多視点画像からの三次元形状復元(SfM)技術の使用は,3D森林データの取得を容易にした。また,林道維持及び森林火災や違法伐採の監視に対するUAVの利用も報告され,野生生物管理における使用に対しても期待は高い。今後の展開には,近赤外センサの普及,精密なフェノロジー測定の実現,及び三重ハイパー(ハイパーテンポラル,ハイパースペクトラル,ハイパースパシャル)観測の実施などが含まれる。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 無人機 ,  *森林 ,  *リモートセンシング ,  回転翼機 ,  イメージセンサ ,  点群 ,  観測 ,  画像処理 ,  時間分解能 ,  高分解能 ,  空間分解能 ,  生物学
準シソーラス用語： SfM【画像処理】 ,  ハイパースパシャル観測 ,  ハイパースペクトルセンサ ,  ハイパーテンポーラル観測 ,  フェノロジー ,  固定翼機

分類 (1件)： 測樹学  (FF01040T)

引用文献 (51件)：

• 1) 日本林業技術協会:わが国の森林航測の歩みとこれからの森林リモートセンシング,森林航測,200,pp. 2-21,2003.
• 2) 村上拓彦:森林資源を測るリモートセンシングの最新事情,森林科学,74,pp. 2-4,2015.
• 3) M.A. Wulder, R.J. Hall, N.C. Coops and S.E. Franklin: High spatial resolution remotely sensed data for ecosystem characterization, BioScience, 54 (6), pp. 511-521, 2004.
• 4) M. Ehlers, M. Gähler and R. Janowsky: Automated analysis of ultra high resolution remote sensing data for biotope type mapping: new possibilities and challenges, ISPRS J. Photogram. Remote Sens., 57 (5), pp. 315-326, 2003.
• 5) J. Schiewe: Status and future perspectives of the application potential of digital airborne sensor systems, Int. J. Appl. Earth Obs. Geoinf., 6 (3), pp. 215-228, 2005.

タイトルに関連する用語 (3件)： UAV ,  森林 ,  リモートセンシング