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J-GLOBAL ID:201802255506853892   整理番号:18A1306786

ゼブラフィッシュ(Danio rerio)幼生における嗅覚媒介神経行動と遺伝子発現に対するカドミウム,亜鉛,ヒ素およびクロムの比較効果【JST・京大機械翻訳】

Comparative effects of cadmium, zinc, arsenic and chromium on olfactory-mediated neurobehavior and gene expression in larval zebrafish (Danio rerio)
著者 (3件):
資料名:
巻: 201  ページ: 83-90  発行年: 2018年 
JST資料番号: B0823B  ISSN: 0166-445X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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研究は,生存に重要な嗅覚仲介挙動がある金属への曝露により破壊され得ることを示した。汚染された水路はしばしば高レベルの金属を含むが,部分集合のみが嗅覚毒性を引き起こす可能性について特性化されている。幼生ゼブラフィッシュ行動アッセイを開発し,亜鉛(Zn),六価クロム(Cr),ヒ酸塩(As)嗅覚阻害に対する濃度応答曲線を特性化した。確立した嗅覚毒物であるカドミウム(Cd)を陽性対照として用いた。予想通り,Cdへの24時間曝露後,繊毛嗅覚感覚ニューロン(OSN)の基質であるタウロコール酸(TCA)に対する応答の低下を観察し,行動アッセイを検証した。Zn曝露は同様にTCAに対する嗅覚応答を減少させた(それぞれ,CdとZnに対してIC50:36μg/Lと76μg/L)。繊毛及び微小絨毛OSNの基質である二次臭気物質L-システイン(Cys)に対する応答はCd及びZn曝露の両方により有意に変化したが,Cysへの応答はZn処理幼生で完全には除去されず,繊毛OSNに対する優先毒性を示唆した。嗅覚反応における有意な変化は,CrおよびAs曝露後に観察されなかった。CdとZnの二成分混合物への曝露は,Znが低Zn濃度でCd毒性に対して保護効果を有することを示した。定量遺伝子(QDP)RNA分析により,Cdはゼブラフィッシュ幼生におけるメタロチオネイン2(mt2)mRNAの強力な誘導因子であることを明らかにし,Znは弱いmt2誘導因子であり,Cd及びZn嗅覚損傷におけるmt2の保護的役割を示唆した。対照的に,酸化ストレスの影響を緩和するのに重要な8つの他の遺伝子のQDP分析は,Cdに対する抗酸化反応を示唆したが,Zn,AsおよびCrではなく,酸化ストレスがZn誘導嗅覚機能不全の主要な機構ではないことを示唆した。まとめると,著者らの研究は,Znが環境濃度でゼブラフィッシュ嗅覚を阻害し,混合物中に存在するときにCd誘発嗅覚機能障害を潜在的に緩和する可能性があることを示す。匂い物質L-システイン及びTCAを組み込んだゼブラフィッシュ行動トラフ分析は嗅覚機能に及ぼす金属の影響を評価するための有効なアッセイである。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
重金属とその化合物一般  ,  動物に対する影響 

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