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J-GLOBAL ID：201802255633456929   整理番号：18A0941036

ユスリカ幼虫の腸で発見された鉄に対するキレート剤としての8-ヒドロキシキノリン-2-カルボン酸に関する熱力学的研究【JST・京大機械翻訳】

Thermodynamic study on 8-hydroxyquinoline-2-carboxylic acid as a chelating agent for iron found in the gut of Noctuid larvae

著者 (7件)： Gama Sofia (Institut fuer Anorganische und Analytische Chemie, Friedrich-Schiller-Universitaet Jena, Humboldtstr 8, 07743 Jena, Germany. [e-mail] winfried.plass@uni-jena) ,  Frontauria Mariachiara ,  Ueberschaar Nico ,  Brancato Giuseppe ,  Milea Demetrio ,  Sammartano Silvio ,  Plass Winfried
資料名： New Journal of Chemistry  (New Journal of Chemistry)
巻： 42  号： 10  ページ： 8062-8073  発行年： 2018年 
JST資料番号： H0785A  ISSN： 1144-0546  CODEN： NJCHE5  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 天然キレート剤としてのキノリンカルボン酸の認識およびいくつかのNoctuid幼生(例えばSpodoptera littoralis)の腸における8-ヒドロキシキノリン-2-カルボン酸(8-HQA)の高生産の最近の観察は,Fe2+およびFe3+に対する8-HQAのキレート化特性の研究を触発した。ここでは,pH値の関数としてFe2+/8-HQAとFe3+/8-HQA系の熱力学的溶液挙動の詳細な特性化を報告する。8-HQAの酸-塩基特性およびFe2+とFe3+に対するその結合能を,ISE-H+(ガラス電極)電位差滴定により,pH値(2.0≦pH≦11.0)の広い範囲で,I=0.2mol dm-3およびT=298.15Kで調べた。両酸化状態に対して,種々のFeL_qH_r種が形成され,q=1,2(および3)および-2≦r≦1であった。主なFeL_qH_r種の存在を,HESI-HRMSによって確認した。Fe3+配位に関するいくつかの余分な情報を得るためにESR測定も行い,金属中心周辺の歪んだ八面体対称性を示した。選択した金属錯体の構造的特徴を特性化するために量子力学計算を行った。8-HQAの錯化能はFe2+よりFe3+の方が一般的に高かった。それにもかかわらず,いくつかのpL_0.5値の計算によって得られた,この金属イオンのこれらの2つの酸化状態に対する8-HQAの隔離能力は,pH値に高度に依存する結果となった。(i)比較的低いpH値において,それはFe2+(pH=3.0においてpL_0.5=3.1)よりFe3+(pH=3.0においてpL_0.5=6.3)に関してより高かった。(ii)pH=8.1(Fe3+:PL0.5=8.3;Fe2+:PL0.5=8.1)においてほとんど同じであり,(iii)高pH値ではFe2+に対して高く(pH=10.0でFe2+に対してはpL0.5=8.9,Fe3+に対してはpL0.5=6.2)。Fe2+/8-HQA及びFe3+/8-HQA錯体の安定度定数の決定は,配位子-競争法により得られたデータにより補完され,広範囲のカチオン及び配位子濃度及び比にわたる競合配位子としてEDTAを用いた。これはまた,Fe2+/EDTAとFe3+/EDTA系の両方のより徹底的な研究を可能にし,上記の実験条件下でのFe_p(EDTA)_qH_r種の正確な安定性定数データセットを提供し,生物学的研究で一般的に使用される。Copyright 2018 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 金属イオン ,  生成定数 ,  電位差滴定 ,  *カルボン酸 ,  *熱力学 ,  キレート化 ,  *鉄 ,  キャラクタリゼーション ,  量子論 ,  カチオン ,  構造特性 ,  *キレート剤 ,  脂肪族アミン ,  脂肪族カルボン酸 ,  アミノカルボン酸 ,  ジアミン ,  窒素複素環化合物 ,  芳香族縮合化合物
準シソーラス用語： 酸化状態 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (3件)： 鉄の錯体  (CE01091H) ,  二次電池  (YB04030K) ,  塩基,金属酸化物  (CD01030Z)

物質索引 (2件)： EDTA ,  キノリン

タイトルに関連する用語 (9件)： ユスリカ ,  幼虫 ,  腸 ,  発見 ,  鉄 ,  キレート剤 ,  カルボン酸 ,  熱力学 ,  研究