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J-GLOBAL ID：201802255785395744   整理番号：18A1047922

西南日本における暖温帯の常緑広葉樹で構成される海岸林の群落型と立地条件について

Plant community type and site conditions of coastal forests consisting of evergreen broad-leaved tree species in warm temperate zone in south-west Japan

著者 (3件)： 中島有美子 (東京都市大 大学院環境情報学研究科) ,  中島有美子 (国際航業) ,  吉崎真司 (東京都市大 大学院環境情報学研究科)
資料名： 日本緑化工学会誌  (Journal of the Japanese Society of Revegetation Technology)
巻： 43  号： 4  ページ： 596-604  発行年： 2018年05月31日 
JST資料番号： Z0839A  ISSN： 0916-7439  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 暖温帯に成立する広葉樹海岸林において,群落区分及び各群落型と立地条件との関係を明らかにすることを目的として調査・研究を行った。各広葉樹海岸林で汀線側から内陸側にかけて連続的に方形区を設置し,毎木調査を実施した。各方形区の胸高断面積による相対優占度からTWINSPANによる群落区分を行い,分類樹木により群落型と風環境,土性,砂浜幅等の立地条件の関係を解析した。TWINSPANによる群落区分の結果,全調査地は沿岸性の高木種からなる5群落型,沿岸性の高木種と海岸風衝地に生育する低木種が混在する2群落型,その他の計8つの群落型に区分された。また,分類樹木により,土性区分,年降水量,比高,各群落型の汀線側林縁からの距離が各群落型の分布規定要因として選択され,特に土性区分が大きく群落型の出現を規定するものと考えられた。(著者抄録)

シソーラス用語： *森林 ,  *日本 ,  *広葉樹 ,  *立地条件 ,  *型 ,  *群落 ,  温帯 ,  森林調査 ,  断面積 ,  土壌テクスチャ ,  分類 ,  愛知県 ,  高知県 ,  *海岸林 ,  胸高断面積 ,  *常緑広葉樹 ,  *西南日本 ,  田原市 ,  土佐清水市 ,  毎木調査
準シソーラス用語： 群落区分 ,  群落型 ,  暖温帯 ,  土性区分

分類 (2件)： 海岸工学  (RC13000X) ,  森林生物学一般  (FF02010T)

引用文献 (35件)：

• 1) 相場慎一郎(2011)森林の分布と環境,正木隆・相場慎一郎編,森林生態学,共立出版株式会社,pp. 1-20.
• 2) 独立行政法人森林総合研究所多摩森林科学園編(2014)クロマツ海岸林に自然侵入した広葉樹の活用法-松枯れから防災機能を守るための広葉樹林化-,45pp.
• 3) 服部保(1985)日本本土のシイータブ型照葉樹林の群落生態学的研究,神戸群落生態研究会報告,1: 1-98.
• 4) 服部保(1992)タブノキ型林の群落生態学的研究:I.タブノキ林の地理的分布と環境,日本生態学会誌,42(3): 215-30.
• 5) 服部保(1993)タブノキ型林の群落生態学的研究:II.タブノキ型林の地理的分布と立地条件,日本生態学会誌,43(2): 99-109.

タイトルに関連する用語 (5件)： 西南日本 ,  常緑広葉樹 ,  海岸林 ,  群落 ,  立地条件