文献

J-GLOBAL ID：201802255864126634   整理番号：18A0470731

新生児ラットにおけるステロイドによる呼吸調節:アロプレグナノロン及びプロゲステロン受容体との間の性特異的バランス【Powered by NICT】

Respiratory regulation by steroids in newborn rats: a sex-specific balance between allopregnanolone and progesterone receptors

著者 (6件)： Joseph Vincent (Centre de recherche de l’institut de cardiologie et de pneumologie de Quebec, Departement de Pediatrie, Faculte de medicine, Universite Laval, Quebec, Quebec, Canada) ,  Uppari NagaPraveena (Centre de recherche de l’institut de cardiologie et de pneumologie de Quebec, Departement de Pediatrie, Faculte de medicine, Universite Laval, Quebec, Quebec, Canada) ,  Kouchi Hayet (Centre de recherche de l’institut de cardiologie et de pneumologie de Quebec, Departement de Pediatrie, Faculte de medicine, Universite Laval, Quebec, Quebec, Canada) ,  De Bruyn Celia (Centre de recherche de l’institut de cardiologie et de pneumologie de Quebec, Departement de Pediatrie, Faculte de medicine, Universite Laval, Quebec, Quebec, Canada) ,  Boukari Ryma (Centre de recherche de l’institut de cardiologie et de pneumologie de Quebec, Departement de Pediatrie, Faculte de medicine, Universite Laval, Quebec, Quebec, Canada) ,  Bairam Aida (Centre de recherche de l’institut de cardiologie et de pneumologie de Quebec, Departement de Pediatrie, Faculte de medicine, Universite Laval, Quebec, Quebec, Canada)
資料名： Experimental Physiology  (Experimental Physiology)
巻： 103  号： 2  ページ： 276-290  発行年： 2018年 
JST資料番号： W0730A  ISSN： 0958-0670  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 新知見:本研究の中心的問題アロプレグナノロンの寄与,プロゲステロンの神経活性代謝産物および主な知見と急性プロゲステロン注入その重要性は新生児ラットにおけるプロゲステロンの呼吸作用への核(nPR)と膜(mPR)プロゲステロン受容体であることは,無呼吸頻度を増加させる,フィナステリド(アロプレグナノロンへのプロゲステロンの変換を阻害する)は,無呼吸頻度を減少させた。nPRアゴニストは雄で時無呼吸頻度を減少させ,mPRアゴニストは雄及び雌において時無呼吸頻度を減少した。プロゲステロンの慢性注入は,雌よりも雄でより効率的に時無呼吸の頻度を減少した。は新生児ラットにおける無呼吸頻度に対するプロゲステロンの効果はその神経活性代謝産物間のバランス,アロプレグナノロン(GABA_A受容体モジュレーター),とプロゲステロン受容体の結果であるという仮説を検証した。は10日と12日齢の雄性および雌性ラットを用い,呼吸性および代謝パラメータ(全身プレチスモグラフィー)を記録し,酸素正常状態における無呼吸の頻度と持続時間を評価した。プロゲステロン(4mg kg~( 1),i.p.),フィナステリド(10mg kg~( 1),i.p.;5α-レダクターゼきっ抗薬,アロプレグナノロンへのプロゲステロンの変換を阻害する),フィナステリド+プロゲステロン,または核または膜プロゲステロン受容体のアゴニスト(R5020またはOrg OD-02 0,4mg kg~( 1))の単回投与の影響を調べた。プロゲステロンへの慢性曝露は無呼吸の頻度を低下させるという仮説を試験するために,著者らは出生後3日と12日の間でPGを毎日処置した雄性および雌性ラットを用いた。プロゲステロンの急性注入は,分時換気量と代謝速度を減少させ,無呼吸の頻度を増加させた。フィナステリドは無呼吸頻度を減少させ,フィナステリドとプロゲステロンは無呼吸頻度を増加させなかったが雌ラットの分時換気量を減少させた。R5020は男性においてのみ時無呼吸頻度を減少させたが,Org OD-02 0は雄及び雌において時無呼吸頻度を減少させ,女性の呼吸頻度を減少させた。慢性プロゲステロン処理は雌よりも雄においてより効率的に時無呼吸頻度を減少させたが,雌(男性ではなく)におけるカフェイン(早産新生児における無呼吸の治療のためのゴールドスタンダード)の急性注入は,無呼吸頻度を低下させた。新生児ラットにおける時無呼吸頻度はアロプレグナノロン,GABA_A受容体とプロゲステロン受容体間の性特異的バランスにより部分的に決定した。Copyright 2018 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： *プロゲステロン受容体 ,  男性 ,  無呼吸 ,  *新生児 ,  継続時間 ,  代謝産物 ,  単回投与 ,  換気 ,  女性 ,  *ステロイド ,  ラクタム ,  中枢興奮薬 ,  ウレア化合物 ,  男性ホルモン ,  酵素阻害剤 ,  アザステロイド ,  黄体ホルモン ,  ステロイドホルモン ,  エノン ,  脂環式ケトン ,  ジケトン ,  ケトン ,  脂環式アルコール ,  第二アルコール
準シソーラス用語： アゴニスト , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (7件)： プロゲステロン ,  アロプレグナノロン ,  神経ステロイド ,  時無呼吸 ,  カフェイン ,  新生児ラット ,  換気

分類 (2件)： 性ホルモン  (EB08050O) ,  細胞膜の受容体  (EF04030C)

物質索引 (4件)： カフェイン ,  フィナステリド ,  プロゲステロン ,  アロプレグナノロン

タイトルに関連する用語 (7件)： 新生児ラット ,  ステロイド ,  呼吸調節 ,  アロプレグナノロン ,  プロゲステロン受容体 ,  性 ,  バランス