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J-GLOBAL ID:201802255913568868   整理番号:18A1492850

低エネルギー電子散乱による陽子電荷半径測定

Measurement of Proton Charge Radius by Low-Energy Electron Scattering
著者 (11件):
資料名:
巻: 15  号:ページ: 52-59  発行年: 2018年07月31日 
JST資料番号: L5541A  ISSN: 1349-3833  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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「陽子半径パズル」と呼ばれる,陽子サイズに関する重大な混乱に直面している。陽子電荷半径は電子散乱と水素分光法によって決定され,また,ミュー粒子水素分光法によって決定される陽子電荷半径は厳密には一致せず,その理由はまだ明確ではない。陽子の最も基本的な特徴を完全には分からないことを知らないことは大変な驚きである。本論文では,電子散乱データから信頼性のある半径を抽出するために極めて重要な最低運動量移動下での低エネルギー電子散乱による陽子電荷半径を決定するために,東北大学電子光理学(ELPH)研究センターにおいて進行中のプロジェクトについて議論した。ELPHは世界で唯一の施設であり,このような低エネルギー電子散乱実験が可能であることを強調する価値がある。(翻訳著者抄録)
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