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J-GLOBAL ID:201802256017185468   整理番号:18A0286074

新規1,4 ジヒドロピリジン誘導体,VE3Nの細胞毒性効果は脱共役機序を介してミトコンドリアの生体エネルギー論的破壊に関与する【Powered by NICT】

The cytotoxic effects of VE-3N, a novel 1,4-dihydropyridine derivative, involve the mitochondrial bioenergetic disruption via uncoupling mechanisms
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巻: 42  ページ: 21-30  発行年: 2017年 
JST資料番号: T0472A  ISSN: 0887-2333  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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いくつか1,4 ジヒドロピリジン誘導体は腫瘍の多剤耐性を克服するが,それらの固有の細胞毒性機構は不明のままである。ここでは,ミトコンドリアが肝癌(HepG2)細胞と単離したラット肝臓ミトコンドリアを用いて癌細胞に対する新規1,4 ジヒドロピリジン誘導体VE3N[エチル6-クロロ-5-ホルミル-2-メチル-4-(3-ニトロフェニル)-1,4-ジヒドロピリジン-3-カルボキシラート]の細胞毒性に関与しているかどうかについて取り組んだ。HepG2細胞では,VE3Nは,ミトコンドリア膜電位散逸,ATP枯渇,アネキシンV/プロピジウムヨージド二重標識,Hoechst染色を誘導した。事象はアポトーシス誘導を示した。単離ラット肝臓ミトコンドリアでは,VE3nはプロトノホア作用を発揮すると膜流動性を増加させることによりミトコンドリア脱共役を促進した。ミトコンドリア脱共役は安静時呼吸の増加,ミトコンドリア膜電位の消失,Ca~2+取込の阻害,Ca~2+放出の刺激,ATP合成の減少,低浸透圧カリウム酢酸媒体中のバリノマイシン処理をしたオルガネラの膨潤によって証明された。,Ca~2+とルテニウムレッドの存在下でVE3Nの脱共役濃度は,ミトコンドリア透過性転移過程を誘導した。これらの結果は,ミトコンドリア脱共役はH epG2細胞に対してVE3n細胞毒性作用に潜在的に関与することを示した。肝細胞癌は肝臓癌の最も一般的な型であることを考慮すると,著者らの知見は,VE3Nベース癌治療法の開発のための新しい道を開くと,癌細胞に対する1,4 ジヒドロピリジンの細胞毒性機構を解明するのに役立つ可能性がある。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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有機化合物の毒性  ,  化学物質の毒性一般 
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