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J-GLOBAL ID:201802256053250088   整理番号:18A0424091

有用生理活性蛋白質の新しい源としてのスナギンチャク粘液【Powered by NICT】

Zoanthid mucus as new source of useful biologically active proteins
著者 (10件):
資料名:
巻: 143  ページ: 96-107  発行年: 2018年 
JST資料番号: C0339B  ISSN: 0041-0101  CODEN: TOXIA6  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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Palythoa caribaeorumはブラジルの沿岸礁における非常に一般的なコロニー状スナギンチャクである。粘液の大量生産,ブラジル北東部における漁業者による民間療法で伝統的に用いられるのが知られている。本研究では,P.caribaerum粘液における生物学的に活性な化合物を同定した。粗粘液はコロニーの手動小片化による干潮時に採取した;試料を氷浴で維持され,均質化し,4°Cで1時間,16,000gで遠心分離した;上清(粘液)は使用するまで 80°Cに保たれた。酵素(蛋白質分解とホスホリパーゼA_2),阻害(メタロ,システインおよびセリンプロテアーゼ),および血球凝集(ヒト赤血球)活性を測定した。結果は高濃度システインプロテイナーゼ及びメタロプロテイナーゼの,中間レベルホスホリパーゼA_2の,低レベルトリプシン,エラスターゼと活性のようなキモトリプシンを示した。粘液はヘビ毒メタロプロテアーゼおよびシステインプロテイナーゼパパインに対して強力な阻害活性を示した。さらに,O~+,B~+,A~+赤血球タイプへの凝集活性を示した。止血結果は粘液は,aPTTおよびPTを延長すると,アラキドン酸,コラーゲン,エピネフリン,ADP,トロンビンにより誘導される血小板凝集を強く阻害することを示した。抗微生物活性は寒天中での放射状拡散アッセイにより細菌と真菌の15株で試験した,その活性は観察されなかった。P.caribaeorum粘液中の化合物を,本研究で初めて解析し,著者らの結果は,これらの化合物の潜在的な薬理学的活性,生理病理学的研究での使用に関連することを示した。しかし,これらの活性の証明は民間療法で粗粘液の使用における注意を示した。さらに,この粘液で同定された存在または非存在に活性を調べP.caribaeorumコロニーは試料採取時の熱応力条件にあることを示唆したこれらの条件はスナギンチャク類における漂白プロセスに先行する可能性がある。,この過程の指標としての粘液の使用は将来で評価すべきである。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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動物起原の毒性 
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