抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:小児急性白血病骨髄単核細胞におけるTAp63遺伝子の発現と意義を検討する。方法:2015年6月2016年6月に鄭州大学第3付属病院と鄭州児童病院に入院した初回治療または再発急性白血病患児104例を急性白血病群とした。急性リンパ芽球性白血病(ALL)80例,急性Bリンパ球白血病(B-ALL)61例,急性Tリンパ球白血病(T-ALL)19例,急性非リンパ球白血病(ANLL)24例;初発症患児90例(ハイリスク型18例、低リスク型72例)、再発患児14例。同期鄭州大学第三付属病院と鄭州児童病院に入院した非悪性血液病患児36例を対照群とする。TAp63遺伝子の発現は,半定量的逆転写ポリメラーゼ連鎖反応(RT-PCR)によって検出した。結果:急性白血病群104例のTAp63遺伝子の陽性発現は86例、陽性発現率は82.7%、TAp63mRNAの相対的な発現量は(0.61±0.19)、対照群患児のTAp63遺伝子の陽性発現は0例であった。ALLとANLL患児のTAp63遺伝子の陽性発現率は有意差がなく(P>0.05)、ALL患児のTAp63mRNAの相対発現量はANLL患児より上昇した(P<0.05)。初発と再発患児のTAp63遺伝子の陽性発現率は有意差がなく(P>0.05)、再発患児のTAp63mRNAの相対発現量は初発患児より上昇した(P<0.05)。B-ALL患者のTAp63遺伝子の陽性率、TAp63mRNAの相対発現量はT-ALL患児より上昇した(P<0.05)。高リスク型と低リスク型初発患児のTAp63遺伝子の陽性率を比較すると、有意差が認められなかった(P>0.05)、ハイリスク型初発患児のTAp63mRNAの相対発現量は低リスク型初発患児より上昇した(P<0.05)。TAp63遺伝子の陽性発現は,完全寛解(P>0.05)と未寛解(P>0.05)の間で有意差を示さなかったが,TAp63mRNAの相対的な発現量は,非寛解(P<0.05)の小児のそれらと比較して,有意に改善した(P<0.05)。結論:小児急性白血病の発生、発展はTAp63遺伝子の過剰発現と関係があり、化学療法の治療効果を検討する観察指標の1つで、TAp63の高発現者は再発しやすく、予後を評価する指標の一つである。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】