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J-GLOBAL ID:201802256175715766   整理番号:18A1876467

中型食肉目による廃果採食効率の試算:イチゴ果実の場合

First trial to measure the feeding efficiency of medium-sized mammals in fruit dump sites: a case of strawberry fruits.
著者 (4件):
資料名:
号:ページ: 15-27 (WEB ONLY)  発行年: 2018年09月10日 
JST資料番号: U1368B  ISSN: 2432-8057  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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果樹廃果の中型食肉目(アライグマ,ハクビシン,アナグマ,タヌキ)の餌としての価値を評価するために,自動撮影カメラを用いて廃果場におけるエネルギーの獲得効率を調査した。小型栽培果実として日本国内で大きな生産規模を持つイチゴの廃果を対象とした。採食効率が最も高かったハクビシンでは1分間に6.0個程度の廃果を食べ,果重15gのイチゴが廃果場にある場合を想定すると約13分間で1日に必要なエネルギー量を獲得できる計算となった。最も採食効率の低かったアライグマでは1分間に3.8個程度の廃果を食べ,果重6gのイチゴが廃果場にあることを想定した場合では約95分間で1日の必要エネルギー量を獲得できる計算となった。これらの値はハクビシン,アライグマの原産地の森林地帯における1日の活動時間のわずか1.8~13.2%であり,廃果場がエネルギーの獲得効率の高い餌場となっていることが示された。鳥獣害の防止や外来種の根絶に向け,廃果の利用防止対策を合わせて実施することが重要である。(著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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有害動物による植物被害一般  ,  果樹  ,  農業廃棄物処理 
引用文献 (35件):
  • 阿部永(2007)増補版日本産哺乳類頭骨図説.北海道大学出版会,290p.
  • Asikainen, J., Mustonen, A. M., Nieminen, P., Pasanen, S., Araja - Matilainen, H., & Hyvärinen, H. (2002) Reproduction of the raccoon dog (Nyctereutes procyonoides) after feeding or food deprivation in winter. Journal of animal physiology and animal nutrition, 86 (11-12), 367-375.
  • 番喜宏・矢部和則(2005)イチゴ新品種「ゆめのか」 の育成.愛知県農業総合試験場研究報告,37, 17-22.
  • Christiansen, P. and Adolfssen, J. S. (2005) Bite forces, canine strength and skull allometry in carnivores (Mammalia, Carnivora). Journal of Zoology, 266, 133-151.
  • Clauss, M. Kleffner, H. and Kienzle, E. (2010) Carnivorous mammals: Nutrient digestibility and energy evaluation. Zoo Biology, 29 , 687-704.
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