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J-GLOBAL ID：201802256386467582   整理番号：18A0398238

北部アラビア-ヌビア盾状地,エジプトにおける蛍石含有花こう岩の鉱物学的,地球化学的およびSr-Nd同位体特性:岩石成因論と進化それに関連したレアメタル鉱化作用への制約【Powered by NICT】

Mineralogical, geochemical and Sr-Nd isotopes characteristics of fluorite-bearing granites in the Northern Arabian-Nubian Shield, Egypt: Constraints on petrogenesis and evolution of their associated rare metal mineralization

著者 (7件)： Sami Mabrouk (Department of Lithospheric Research, University of Vienna, Althanstrasse 14, A-1090 Vienna, Austria) ,  Sami Mabrouk (Department of Geology, Faculty of Science, Minia University, El-Minia 61519, Egypt) ,  Ntaflos Theodoros (Department of Lithospheric Research, University of Vienna, Althanstrasse 14, A-1090 Vienna, Austria) ,  Farahat Esam S. (Department of Geology, Faculty of Science, Minia University, El-Minia 61519, Egypt) ,  Mohamed Haroun A. (Department of Geology, Faculty of Science, Minia University, El-Minia 61519, Egypt) ,  Ahmed Awaad F. (Department of Geology, Faculty of Science, Minia University, El-Minia 61519, Egypt) ,  Hauzenberger Christoph (Institute of Mineralogy and Petrology, Karl-Franzens University, Graz, Austria)
資料名： Ore Geology Reviews  (Ore Geology Reviews)
巻： 88  ページ： 1-22  発行年： 2017年 
JST資料番号： D0963B  ISSN： 0169-1368  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 新原生代アラビアヌビア楯状地(ANS)の一部,エジプトの中央東砂漠(CED)は稀な金属含有花こう岩類の多様性を包含する。Gabal El Ineigiはこれら花こう岩質深成岩体の一つであるとANSのフルオライト-ベアリングレアメタル花こう岩の良い例である。斑状閃長花崗岩(SG;正常花こう岩)から成る複合深成岩体と古い花こう閃緑岩と変斑れい岩閃緑岩岩石中に貫入した中粒高度に進化したアルカリ長石花こう岩(AFG;蛍石とレアメタル含有花こう岩)粗大した。造岩鉱物は両花こう岩タイプ中の石英,カリ長石(Or_94 99),斜長石(An_0 6)と黒雲母(protolithoniteシデロフィライト),AFGにおける下位白雲母(Liフェンジャイト)と蛍石であった。コロンバイト-(Fe),フェルグソン石-(Y),ルチル,ジルコンとトーライトはAFGにおける主な付属の相である褐簾石-(Ce),緑簾石はSGで遭遇するのみであった。,特に蛍石,コロンバイトとフェルグソン石,鉱物の集合組織と化学はマグマ起源を支持した。両花こう岩質タイプは弱い過アルミナ(A/CNK=0.95 1.01)メタアルミナスおよび衝突後からA2タイプ花崗岩に属し,下部に位置する苦鉄質下部地殻の溶融を示した。後期A FGは,レアメタル含有花こう岩の典型的な特徴的な地球化学的特徴を持っている;高いRb,Nb,Y,Uおよび他の多くのHFSEとH REE含有量によって特性化し,極端に低いSrとBaによるカルクアルカリ高度に分割した。さらに,REEパターンは,顕著な負のEu異常(Eu/Eu~*=0.03および0.06)とテトラド効果(TE_1 1,3=1.13と1.27)を示し,後期マグマ段階分化を特性化する流体-岩石相互作用による広範な開放系分別を意味している。SGはSr,Baに富む顕著であると常に軽希土類元素(LREE)の相対的富化を示した。SG岩石(569±15Ma)は,マントルからの由来を示唆する比較的低い初期~87Sr/~86Sr比(0.7034 0.7035)によって特性化され,古い大陸地殻から少し汚染した。対照的に,AFGはRb-Sr同位体系の障害を反映しており,高温ているマグマ相互作用のための指標を与える可能性があることを非常に高い~87Rb/~86Srと~87Sr/~86Sr比を持っている。707~893Maの範囲の若いNd T_DM2年代に対応するAFG(+7.40)とSG(+5.17)の正のεNd(t)値は明らかにGabal El Ineigi花こう岩類の初生地殻性質を反映し,ANSの先-新期原生代大陸地殻の存在を排除する。野外での関係,El Ineigi SGの化学的,岩石学的および同位体的特徴及びAFGは,それらがお互いに遺伝的に関連しているず,マグマ分別過程で修飾した二種の組成的に異なる親マグマを含む複雑な起源を示すことを証明した。SGはその後の分別結晶化を伴う中部地殻源の部分溶融によって形成されたことを論じた。とは対照的に,AFGは,下部地殻のNbとTaリッチ角閃石(または黒雲母)の部分溶融と分別により発生させた。マグマ中のふっ素のかなりの量は稀な金属元素錯体(例えば,Nb,Ta,SnおよびREE)の形成の原因であると思われ,El Ineigi AFGのレアメタル鉱化作用を説明することができた。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 同位体存在比 ,  石英 ,  マントル ,  *ストロンチウム ,  *地球化学 ,  ジルコン ,  部分融解 ,  原生代 ,  黒雲母 ,  *鉱化作用 ,  *花崗岩 ,  キャラクタリゼーション ,  結晶化 ,  相互作用 ,  斜長石

著者キーワード (6件)： レアメタル花こう岩 ,  蛍石 ,  コロンバイト ,  フェルグソナイト ,  アラビア-ヌビア盾状地 ,  エジプト

分類 (1件)： 金属鉱床  (DE09030H)

タイトルに関連する用語 (13件)： アラビア-ヌビア盾状地 ,  エジプト ,  蛍石 ,  花こう岩 ,  鉱物学 ,  地球化学 ,  Sr ,  Nd同位体 ,  岩石成因論 ,  進化 ,  レアメタル ,  鉱化作用 ,  制約