文献
J-GLOBAL ID:201802256524442050   整理番号:18A0341290

ラットの脳卒中の中大脳動脈閉塞モデルにおけるレルカニジピンの神経保護効果【Powered by NICT】

Neuroprotective effect of lercanidipine in middle cerebral artery occlusion model of stroke in rats
著者 (4件):
資料名:
巻: 288  ページ: 25-37  発行年: 2017年 
JST資料番号: A0094B  ISSN: 0014-4886  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
酸化ストレス,炎症およびアポトーシス神経細胞死は急性虚血性脳卒中のカスケードに関与する基本的機構である。カルシウムチャンネル遮断作用とは別にレルカニジピンは抗酸化,抗炎症及び抗アポトーシス特性を有していた。本研究では,雄性Wistarラットにおける2時間の中大脳動脈閉塞(MCAo)モデル中のレルカニジピンの神経保護有効性と治療タイムウインドウを検討した。研究設計は以下を含んだ:急性(前処理および後処理)および亜急性研究。急性研究(前処理)ではレルカニジピン(0.25,0.5及び1mg/kg,i.p.)は60分MCAo前を投与した。ラットは,神経学的欠損スコア(NDS),運動障害パラダイム(グリップ試験と回転棒)と脳梗塞2,3,5-トリフェニレテトラゾールイウムクロリド(TTC)染色によって24時間後MCAoを評価した。最も効果的な用量は0.5mg/kg,i.p.,更なる研究のために考えられているであることが分かった。局所脳血流(rCBF)は再潅流後120分までモニターされた二の異なる時点で投与したレルカニジピン(0.5mg/kg, i.p.)の血管拡張特性を評価することであった:60分後MCAoおよび15分再潅流後。急性研究(後処理)ではレルカニジピン(0.5mg/kg, i.p.)は15分,120分および240分再潅流後を投与した。24時間後MCAo評価TTC染色によるNDSと脳梗塞に基づいて,120分まで明らかであった。亜急性研究のために同じ線量/車両は次の3日間反復し,磁気共鳴イメージング(MRI)は,最終投与後96時間で実施した。ラット脳皮質24時間後MCAoで推定した生化学的マーカーは酸化ストレス(マロンジアルデヒド,還元型グルタチオン,一酸化窒素,スーパーオキシドジスムターゼ),血液脳関門損傷(マトリックスメタロプロテイナーゼ-2及び- 9)およびアポトーシス(カスパーゼ-3および- 9)であった。対照群と比較して,レルカニジピンはNDS,運動障害と脳梗塞容積を有意に減少させた。レルカニジピン(60分後MCAo)は,賦形剤治療MCAo群(64%)120分再潅流後と比較して,rCBF(86%)を有意に増加したが,15分再潅流後群と血管拡張を示すことができなかった。96時間後MCAoを調べた賦形剤処理MCAo群(25.90±2.44%)と比較して,レルカニジピン(13.78±2.78%)は,拡散強調(DWI)とT2強調画像から明らかなように,パーセント梗塞容積を有意に減少させた。見かけの拡散係数(ADC)は,対照群と比較して,レルカニジピン群で有意に改善した。生化学的変化は240分群でも観察された120分再潅流後群とMMP-9阻害までレルカニジピンにより有意に改善した。,レルカニジピンは酸化ストレス,炎症およびアポトーシスの減衰を通して仲介される有意な神経保護効果を示した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
循環系の基礎医学 
物質索引 (1件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです

前のページに戻る