文献
J-GLOBAL ID:201802256553667236   整理番号:18A0768344

液滴界面近傍におけるエアロゾル挙動の可視化計測

Observation of Aerosol Behavior near Droplet Interface
著者 (2件):
資料名:
巻: 32  号:ページ: 140-149  発行年: 2018年03月15日 
JST資料番号: L2494A  ISSN: 0914-2843  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
液滴によるエアロゾル粒子収集は多くの産業で適用されてきた。これの一つの例は原子炉の安全システムにおける放射性エアロゾル除去システムである。本研究では,液滴によるエアロゾル粒子の捕捉挙動を明らかにするために,液滴周辺のエーロゾル粒子の速度分布を粒子画像流速測定(PIV)により測定した。さらに,液滴界面近くのエアロゾル粒子の捕捉挙動を,高速高分解能ビデオカメラを用いて観察した。実験結果は,液滴の断面中心近くを流れるエアロゾル粒子が,液滴の近くでその速度が低下した後,液滴界面で捕捉されることを示した。しかし,中心から離れて位置するエアロゾル粒子は液滴界面に到達せず,界面で捕捉されなかった。さらに,液滴の上流界面近くではエアロゾル粒子の4つの挙動が現れた。捕捉挙動は液滴界面における捕捉と液滴内部のそれの二つのタイプに分類された。液滴内部の捕捉は界面での捕捉よりも多く観察された。粒子が捕捉されない場合には,粒子が液滴界面に沿って移動し,流れに従うことを観察した。捕捉される場合,エーロゾル粒子の直径は大きく,Stokes数は約1以上であった。結果は,液滴の上流側における主なエアロゾル粒子捕捉機構が慣性衝突に起因することを示した。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
膜流,液滴,気泡,キャビテーション 
引用文献 (8件):
  • [1] Kanda, M., Umeda, K., Miyake, S., Shimizu, T., Ichinomiya, M., Yamashita, K., Mochizuki, H., Yonomoto, T. and Oka, Y., Nuclear Power Plant Engineering (in Japanese), 61-62, Ohmsha, Ltd., Tokyo (2009).
  • [2] Horiguchi, N., Yoshida, H. and Abe, Y., Numerical Simulation of Two-phase Flow Behavior in Venturi Scrubber by Interface Tracking Method, Nucl. Eng. Design, Vol. 310, 580-586 (2016).
  • [3] Tohoku Electric Power Co., Inc., Pressure relief devices in the reactor containment vessel in Onagawa nuclear power plant unit 2 (the filtered vent system in the reactor containment vessel) (in Japanese), 45-75 (2016) (https://www.nsr.go.jp/data/000161017.pdf September 19, 2017).
  • [4] Hinds, W. C., Aerosol Technology (in Japanese), 168-172, Inoue Shoin, inc., Tokyo (1985).
  • [5] Tao, R., Yang, M. and Li, S., Filtration of Micro-particles within Multi-fiber Arrays by Adhesive DEM-CFD Simulation, Journal of Zhejiang University SCIENCE A (in press).
もっと見る

前のページに戻る