文献

J-GLOBAL ID：201802256666807862   整理番号：18A0838827

速度と状態の摩擦とべき乗則粘弾性による地震サイクルシミュレーション【JST・京大機械翻訳】

Earthquake cycle simulations with rate-and-state friction and power-law viscoelasticity

著者 (3件)： Allison Kali L. (Department of Geophysics, Stanford University, Stanford, CA, USA) ,  Dunham Eric M. (Department of Geophysics, Stanford University, Stanford, CA, USA) ,  Dunham Eric M. (Institute for Computational and Mathematical Engineering, Stanford University, Stanford, CA, USA)
資料名： Tectonophysics  (Tectonophysics)
巻： 733  ページ： 232-256  発行年： 2018年 
JST資料番号： E0691A  ISSN： 0040-1951  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 垂直,横ずれプレート境界断層の古典的な2D反平面せん断問題に対する,速度と状態の断層摩擦とオフ断層べき乗則の粘弾性を伴う地震サイクルをシミュレートした。地殻とマントルに対する石英閃緑岩とかんらん石に対する実験に基づく流れ則による断層滑りとバルク粘性流の間の相互作用を調べた。3つの線形地熱(dT/dz=20,25,および30K/km)を用いたシミュレーションは,深さにおいて異なる変形スタイルを生み出し,有意な地震間断層クリープから純粋なバルク粘性流までの範囲にある。しかし,それらはほぼ同一の地震再発間隔,核形成深さ,および下方傾斜地震滑り限界を持っている。これらの類似性にもかかわらず,予測された表面変形の変化は測地観測を用いて変形メカニズムの識別を可能にするかもしれない。さらに,25および30K/kmシミュレーションにおいて,地殻はマントルを引き込んだ。また,20K/kmシミュレーションは,逆に起こる断層の10km以内を除いて,これを予測する。しかし,基礎牽引は,少なくとも著者らの研究で用いた流れ則に対して,リソスフェアの全体的な力のバランスにおいて小さい役割を果たしている。したがって,断層上の深さ積分応力は,主に垂直,断層平行面上のせん断応力によってバランスされる。歪速度はそれよりもはるかに断層の下でより高いので,応力もより高い。したがって,断層から遠い上部地殻は構造荷重のかなりの部分を持ち,非現実的に高い応力をもたらす。実際の地球において,これは分布した塑性変形または亜平行断層の形成をもたらす可能性がある。代わりに,結晶粒サイズ減少や熱機械的結合のような過剰の静水圧および/または弱化メカニズムにおける断層間隙圧は,下部地殻における延性断層根の強度を低下させ,同時に断層上部地殻応力を減少させることができた。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 歪速度 ,  クリープ ,  剪断応力 ,  *シミュレーション ,  粘性流 ,  相互作用 ,  地殻 ,  *地震 ,  *粘弾性 ,  レオロジー ,  マントル ,  剪断
準シソーラス用語： 上部地殻 ,  *地震サイクル ,  *べき乗則 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (7件)： 地震サイクル ,  粘弾性流 ,  べき乗則レオロジー ,  走向移動 ,  脆性-延性遷移 ,  速度と状態の摩擦 ,  部分演算子

分類 (1件)： 地質構造・テクトニクス  (DE04030Y)

タイトルに関連する用語 (5件)： 摩擦 ,  べき乗則 ,  粘弾性 ,  地震サイクル ,  シミュレーション