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J-GLOBAL ID：201802256766665719   整理番号：18A0178441

トンネル天端の微小な傾斜角度の変化を用いた切羽前方地山予測手法の開発

DEVELOPMENT OF A PREDICTION METHOD FOR GROUND CONDITIONS AHEAD OF A TUNNEL FACE BY INCLINATION MONITORING AROUND A TUNNEL CROWN

著者 (4件)： 坂井一雄 (大成建設株式会社 技術センター) ,  谷卓也 (大成建設株式会社 技術センター) ,  青木智幸 (大成建設株式会社 技術センター) ,  工藤直矢 (大成建設株式会社 関西支店)
資料名： 土木学会論文集 F1(トンネル工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. F1 (Tunnel Engineering) (Web))
巻： 73  号： 2  ページ： 32-46(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0289A  ISSN： 2185-6575  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 著者らは,山岳トンネルの掘削時において,切羽近傍のトンネル天端部で傾斜角度を計測することによって,切羽前方の地山状況を予測する手法を開発した.本手法は,先進ボーリングや発破・打撃等の探査作業を伴わないため,切羽前方地山予測を簡易かつ迅速に実施できるという点で有利である.本論文では,開発した予測手法の詳細,計測機器の概要および現場実証試験の結果について体系的に詳述した.その中で数値解析を実施して,理論的には開発した手法がこれまでに実施されてきた坑内変位の計測結果を用いた予測手法に対して,予測感度の点で優れた手法であることを示した.(著者抄録)

シソーラス用語： *山岳トンネル ,  トンネル掘削 ,  天端 ,  傾斜角 ,  物理探査 ,  切羽 ,  *地山 ,  評価 ,  *予測技法 ,  計測器 ,  実証実験 ,  数値解析 ,  角度測定 ,  地質構造
準シソーラス用語： 切羽前方探査 ,  *地山評価

著者キーワード (4件)： mountain tunnel ,  inclination ,  displacement ,  ground condition ahead of the face

分類 (1件)： トンネル工学一般  (RC05010R)

引用文献 (31件)：

• 1) 村瀬貴巳夫,田中崇生,小川哲司,足達康軌:付加体中の先行緩み探査と対策-近畿自動車道紀勢線高田山トンネル-,トンネルと地下,Vol. 33,No. 10,pp. 19-30,2002.
• 2) 松井幸男,表康弘,宮城大助,町大作:砂地山の到達側坑口を高耐力斜め支保工で貫通-国道108号花渕山バイパス1号トンネル-,トンネルと地下,Vol. 43,No. 6,pp. 25-35,2012.
• 3) 井浦智実,外山真,髙山藤博,北澤剛:側方からの押出しが顕著な泥岩地山を早期閉合で掘削-九州新幹線西九州ルート 俵坂トンネル(西工区)-,トンネルと地下,Vol. 45,No. 3,2014.
• 4) Schubert, W. and Budil, A. : The importance of longitudinal deformation in tunnel excavation, Proc. of 8th Int. Congress on Rock Mechanics (ISRM), Tokyo, 3, pp. 1411-1414, 1995.
• 5) Vavrovsky, G.-M. and Schubert, P. : Advanced analysis of monitored displacements opens a new field to continuously understand and control the geotechnical behavior of tunnels, Proc. of 8th Int. Congress on Rock Mechanics (ISRM), Tokyo, 3, pp. 1415-1419, 1995.

タイトルに関連する用語 (7件)： トンネル ,  天端 ,  傾斜角度 ,  切羽 ,  地山 ,  予測手法 ,  開発