文献

J-GLOBAL ID：201802256872524205   整理番号：18A0787907

NK細胞のHHV-6A/6B感染はNK活性障害に関連するmiRNAと転写因子の発現を調節する【JST・京大機械翻訳】

HHV-6A/6B Infection of NK Cells Modulates the Expression of miRNAs and Transcription Factors Potentially Associated to Impaired NK Activity

著者 (6件)： Rizzo Roberta (Section of Microbiology and Medical Genetics, Department of Medical Sciences, University of Ferrara) ,  Soffritti Irene (Section of Microbiology and Medical Genetics, Department of Medical Sciences, University of Ferrara) ,  D’Accolti Maria (Section of Microbiology and Medical Genetics, Department of Medical Sciences, University of Ferrara) ,  Bortolotti Daria (Section of Microbiology and Medical Genetics, Department of Medical Sciences, University of Ferrara) ,  Di Luca Dario (Section of Microbiology and Medical Genetics, Department of Medical Sciences, University of Ferrara) ,  Caselli Elisabetta (Section of Microbiology and Medical Genetics, Department of Medical Sciences, University of Ferrara)
資料名： Frontiers in Microbiology (Web)  (Frontiers in Microbiology (Web))
巻： 8  ページ： 2143  発行年： 2017年 
JST資料番号： U7080A  ISSN： 1664-302X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ナチュラルキラー(NK)細胞はウイルス感染の制御において重要な役割を有し,ウイルスはNK細胞機能を回避するためのいくつかの機構を進化させた。特に,ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)は免疫調節不全により特徴付けられる疾患と関連し,NK細胞に感染することが報告されている。著者らは最近,ヒト甲状腺濾胞上皮細胞とTリンパ球のin vitro感染におけるHHV-6が免疫応答の変化に関連するいくつかのmiRNAを調節することを見出した。miRNAはNK細胞機能を含む多くの免疫経路の重要な調節因子であるので,著者らはNK細胞機能に関連する細胞内メディエーターへのin vitro感染におけるHHV-6Aと-6Bの影響を研究することを目的とした。この目的のため,ヒトNK細胞系(NK-92)をHHV-6Aまたは6Bでin vitroで感染させ,miRNAおよび転写因子の発現の変化を分析した。結果は,両ウイルスが,ウイルスDNAの存在,溶菌転写物および抗原の発現,および明白な細胞変性効果の誘導により示されるように,NK-92細胞における溶菌複製を確立することを示した。注目すべきことに,両ウイルスは種特異的差異にもかかわらず,NK細胞発生,成熟及びエフェクタ機能(miR-146,miR-155,miR-181,miR-223)及び炎症及び自己免疫において認識された役割を有する少なくとも13miRNAにおいてそれらの役割に対して知られるmiRNAのmiRNA発現の有意な改変を誘導した。また,転写因子の発現は,両方の種によるATF3,JUNおよびFOXA2の初期増加により,HHV-6A/6B感染により有意に修飾されたが,HHV-6AはPOU2AF1の15倍の減少を誘導し,HHV-6Bは,FOXO1の増加およびESR1の減少を誘導した。全体として,著者らのデータは,HHV-6Aおよび-6B感染がmiRNAおよび転写因子の発現に顕著な影響を及ぼすことを示し,それはNK細胞機能障害,ウイルス逃避戦略および関連病理の誘導において重要である可能性がある。Copyright 2018 The Author(s). All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： *転写因子 ,  ヒト ,  病理 ,  エフェクタ ,  ウイルス感染 ,  溶菌 ,  in vitro実験 ,  抗原 ,  炎症 ,  ウイルス ,  自己免疫 ,  T細胞 ,  *NK細胞 ,  *感染
準シソーラス用語： *マイクロRNA , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： HHV-6 ,  miRNA ,  転写因子 ,  ナチュラルキラー細胞 ,  ウイルス感染

分類 (2件)： ウイルス感染の生理と病原性  (EG04042Y) ,  感染症・寄生虫症一般  (GD01010H)

タイトルに関連する用語 (8件)： NK細胞 ,  感染 ,  NK活性 ,  障害 ,  miRNA ,  転写因子 ,  発現 ,  調節