抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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保育士・幼稚園教諭の採用試験等には器楽演奏があることから,保育士・幼稚園教諭養成校(以下,養成校とする)ではピアノ実技の授業がカリキュラムに組み込まれている。一方で養成校に入学する学生のピアノ演奏の技能はばらつきが大きく,また授業時間も極めて限られている。従って全ての学生のピアノ演奏技能を保育の現場に対応できる水準にまで引き上げることは容易ではない。そこで,我々は養成校でのピアノ実技の授業を支援することを目的として,演奏見える化ツールVSPPの開発を進めている。本ツールでは,学生による自学自習や自身の演奏の把握の支援,そして教員による対面指導の支援及び学生の練習状況の把握などを目指しており,そのために,演奏の記録だけでなく演奏表情のグラフでの表示,模範演奏との比較表示などの機能を有している。VSPPの効果を確認するために,我々はこれまで5年間にわたり正課授業や補講などで60名以上の学生に利用させる実践を行ってきた。本稿では,VSPPの概要およびこれまでのVSPPの活用事例における学生の利用状況などについて報告する。(著者抄録)