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J-GLOBAL ID:201802257015764077   整理番号:18A1153215

分泌Rab GTPアーゼ3Cは結腸癌転移を促進し予後不良と関連するIL6-STAT3経路を調節する【JST・京大機械翻訳】

Secretory RAB GTPase 3C modulates IL6-STAT3 pathway to promote colon cancer metastasis and is associated with poor prognosis
著者 (11件):
資料名:
巻: 16  号:ページ: 135  発行年: 2017年 
JST資料番号: U7336A  ISSN: 1476-4598  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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【背景】RAB GTPアーゼは,膜輸送および細胞運動の調節において重要である。最近,細胞外RABは癌研究において注目を集めている。しかしながら,結腸直腸発癌における細胞外RABsの機能的役割は解明されていない。【方法】215の結腸直腸腺癌組織を含むマイクロアレイの免疫組織化学分析を用いて,細胞外RABsと患者予後の間の関連を同定した。相補的機能的Rab3c過剰発現とノックダウン実験を行った。結腸癌細胞転移の誘導におけるRab3cの分子機構を決定した。【結果】患者における高いRab3c発現は,進行した病理学的病期,遠隔転移および予後不良と有意に関連していることがわかった。多変量解析は,高いRab3c発現が全体的(P=0.001)および無病生存(P<0.001)における独立予後マーカーであることを示した。さらに,著者らの実験結果は,RAB3C過剰発現結腸癌細胞の移動と浸潤能力の増加を示し,マウス転移モデルにおける転移性結節を増加させた。RAB3C過剰発現細胞条件培地の効果は,親結腸癌細胞の移動能力を有意に促進することが分かり,従って,遊走の促進はエキソサイトーシス依存性であることを示唆した。他の細胞外RABのアップレギュレーションもRAB3C過剰発現細胞で見られた。マイクロアレイおよびプロテオミクス分析により,複数のサイトカインの産生増加がRAB3C過剰発現細胞系で観察され,IL-6経路は,真の経路分析により,Rab3c過剰発現後に遺伝子発現変化を示すトップ経路であった。IL-6抗体処理またはIL-6ノックダウンによるIL-6の遮断は,RAB3C過剰発現結腸癌細胞の遊走能を有意に阻害した。加えて,IL-6は,RAB3C過剰発現結腸癌細胞でSTAT3燐酸化を誘導し,移動を促進することが見出された。JAK2阻害剤,ルキソリチニブは,RAB3C誘導結腸癌細胞移動を有意に阻害することが見出された。【結論】著者らの研究は,Rab3c過剰発現が腫瘍転移を促進し,結腸直腸癌における予後不良と関連することを明らかにした。それは,エキソサイトーシスを通してIL-6を放出し,JAK2-STAT3シグナル伝達経路を活性化するために癌細胞の能力を調整することを通している。これらの結果は,ルキソリチニブを使用することによるRAB3C-IL-6-STAT3軸におけるSTAT3リン酸化の阻害が,転移性結腸癌に対抗する新しい治療戦略である可能性を示唆する。Copyright 2018 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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腫ようの化学・生化学・病理学  ,  生物学的機能 

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