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J-GLOBAL ID:201802257277463844   整理番号:18A1890222

中部ミャンマーの上部新生界より産出した長鼻類化石の新標本について

New proboscidean remains from the Late Cenozoic of central Myanmar
著者 (1件):
資料名:
号: 104  ページ: 35-49  発行年: 2018年09月30日 
JST資料番号: L2430A  ISSN: 0022-9202  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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ミャンマーの様々な研究所において保存されている原生動物化石の収集の再評価とともに,後期新生代堆積物の古生物学的探査は,ミャンマーの新生代後期の長鼻類の多様性に新しい光を当てた。ミャンマーの長鼻類化石は,中期中新世の集団と中期中新世より若い集団に大別することができる。前者は,エンデミックなゴンフォテリウム科の3個の亜科未定種と同じく,Prodeinotherium cf. pentapotaminae,Zygolophodon cf.metachinjiensis,Protanancus cf.chinjiensisのようなシワリク層群のチンジ層と共通の要素を含んでいる。残念ながら,その3個は,民間の収集物の一部として寺院に現在保管されており,公式には記述できない。中期中新世より若い集団は,anacine,siinomastodont,およびstegodontidsから成っている。ミャンマーAnancusは,原始的歯科構造においてインドからのA.perimensisと類似しており,インド-パキスタン地域とインドシナ間の密接な関係を示唆している。後期中新世時代のミャンマーsinomastodon化石は,この属のアジア起源を裏付けるものである。しかしながら,ミャンマーのsinomastodonが中国のそれから早期に派生した事は,前者で導かれている歯の特徴が,準同時代の中国のsinomastodonよりも多いことから伺い知ることが出来る。イラワジ堆積物からの多数のステゴドン科化石は,この分類群の派生の最も良い記録の1つを表わしている。イラワジ堆積物の多数の大臼歯化石は,原始的なStegolophodonから最も派生したStegodonまで,Steragodonの歯の進化のスペクトルを示している。上部イラワジ層からのStegodon頭蓋は,以前から知られているアジアの他地域からのStegodon頭蓋とは全く異なる形態を示している。しかし,それらの科学的価値は,それらの乏しい層序データのため明確ではない。層序的にコントロールされた標本を収集するための継続的努力が,断片的な歯科材料を区別するためのいくつかの特定のレベルでの新しい手段(例えば組織学)の開発と共に,この事態改善のために必要である。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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新生代 

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