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J-GLOBAL ID:201802257284692084   整理番号:18A0143444

IL-10受容体βの多型は,サリドマイドまたはボルテゾミブで治療した多発性骨髄腫患者の予後に影響する【Powered by NICT】

Polymorphism of IL-10 receptor β affects the prognosis of multiple myeloma patients treated with thalidomide and/or bortezomib
著者 (12件):
資料名:
巻: 35  号:ページ: 711-718  発行年: 2017年 
JST資料番号: D0357E  ISSN: 0278-0232  CODEN: HAONDL  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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インターロイキン-10(IL 10)とIL-10受容体(IL 10R)一塩基多型は多くの癌の病因に関与している。著者らは,発育中の多発性骨髄腫(MM)のリスクとMMの臨床的特徴に及ぼすIL-10 592C/A,IL10RA I224V,及びIL10RB K47Eの影響を調べた。を128名のMM患者および202人の健康な対照からゲノムDNAを抽出し,IL-10プロモーター 592C/A(rs1800872),IL10RA(rs2228055),及びIL10RB K47E(rs2834167)遺伝子型を検出するためのポリメラーゼ連鎖反応-制限断片長多型法を用いた。全生存(OS)は診断死亡または最後の臨床指定のこれまでのデータから間隔として定義した。統計的に有意な差は,MM患者と健常対照者の間のIL-10 592C/A,IL10RA I224V,及びIL10RB K47Eの遺伝子型と対立遺伝子頻度では観察されなかった。IL10RA II遺伝子型は有意にIV及びVV遺伝子型(平均±標準偏差,9.21±2.46対10.3±2.33g/dL;P=.021)のそれよりも低いヘモグロビンレベルと関連していた。IL-10 592AA遺伝子型は有意にCAとCC遺伝子型(中央値OS,74.5対46.3か月;P=.047)のそれよりもより良好なOSと関連していた。サリドマイドおよび/またはボルテゾミブで治療された患者と従来の処理(中央値OS,74.5対38.2か月;P=.021)で処理したそれらの間の生存率に有意差を観察した。,サリドマイドおよび/またはボルテゾミブで治療した患者の臨床的変数とOSに対するIL-10とIL-10R多型の影響を検討した。さらに,IL10RB EE遺伝子型は有意にKKとKE遺伝子型(中央値OS,46.3対78.8か月;P=.015)より生存不良と関連していた。著者らの知見は,IL-10およびIL-10R遺伝子多型はMMに感受性に寄与しないかもしれないが,MMの重症度と予後と関連する可能性があることを示した。特に,IL10RB K47E多型は,サリドマイドおよび/またはボルテゾミブで治療したMM患者の予後不良に寄与する可能性がある。Copyright 2018 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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血液の腫よう  ,  腫ようの薬物療法 
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