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J-GLOBAL ID：201802257418179849   整理番号：18A2235022

炭素含有アルミニウムクラスターAl_nC₂^-の構造多様性

著者 (7件)： 鶴岡和幸 (東大 大学院理学系研究科) ,  小安喜一郎 (東大 大学院理学系研究科) ,  小安喜一郎 (京大) ,  平林慎一 (コンポン研) ,  市橋正彦 (豊田工大) ,  佃達哉 (東大 大学院理学系研究科) ,  佃達哉 (京大)
資料名： ナノ学会会報  (Bulletin of the Society of Nano Science and Technology)
巻： 17  号： 1  ページ： 11-15  発行年： 2018年11月25日 
JST資料番号： L5734A  ISSN： 1347-8028  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・数百個未満の金属原子からなる金属クラスタは,特異な幾何構造や離散的電子構造を有し,ユニークな特性を示すことから,特に,Alの金属クラスタの合成と評価について検討。
・レーザアブレーション法により生成したAlと,様々な有機分子(メタノール,エタノール,ペンタン,アセトニトリル,アセトン)を反応させて,Al_nC₂^-を合成。
・生成反応には,電子励起や振動励起状態のAlが関与し,C₂ユニットの結合様式や位置などが異なる複数の構造異性体が安定構造として生成。
・構造異性体間の相対安定性や断熱電子親和力の実験値の比較から,Alの原子数により,炭素の結合様式が変化していることを観測。
・Alの原子数の増加に伴いC₂ユニットの位置が内側から外側に移動する傾向は,Al-C結合による安定化とAl-Al結合による安定化とのバランスの変化に起因。

シソーラス用語： *アルミニウム ,  多様性 ,  *炭素含有合金 ,  構造パラメータ ,  *金属クラスタ ,  構造異性体 ,  電子親和力 ,  励起状態 ,  安定構造 ,  振動励起 ,  有機化合物 ,  電子励起 ,  電子構造 ,  レーザアブレーション ,  脂肪族ニトリル ,  脂肪族ケトン ,  脂肪族アルコール ,  アルカン
準シソーラス用語： 幾何構造

分類 (1件)： 原子・分子のクラスタ  (BH09030O)

物質索引 (6件)： C₂ ,  アセトニトリル ,  アセトン ,  エタノール ,  メタノール ,  ペンタン

引用文献 (32件)：

• de Heer, W. A.: Rev. Mod. Phys. 65, 611 (1993).
• Martin, T. P.: Phys. Rep. 273, 199 (1996).
• Luo, Z., Castleman, A. W., Jr. and Khanna, S. N.: Chem. Rev. 116, 14456 (2016).
• Raber, A. C. and Khanna, S. N.: Acc. Chem. Res. 50, 255 (2017).
• Leuchtner, R. E., Harms, A. C. and Castleman, A. W., Jr.: J. Chem. Phys. 91, 2753 (1989).

タイトルに関連する用語 (4件)： 炭素 ,  アルミニウム ,  クラスター ,  多様性