文献

J-GLOBAL ID：201802257547125528   整理番号：18A2073850

有効特許活用による改善型開発手法の研究

著者 (2件)： 泉丙完 (日本文理大) ,  澤口学 (早稲田大)
資料名： 日本経営システム学会誌  (Journal of Japan Association for Management Systems)
巻： 35  号： 2  ページ： 131-137  発行年： 2018年11月15日 
JST資料番号： L7168A  ISSN： 0918-8282  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 多くの既存製品の開発においては改善案を見出すことが困難であるが,既存製品においても有効な改善案を見出した特許(有効特許)がどのように導き出されたかを明らかにすることにより改善案を効率的に導き出す手段を提案できると考えられる。TRIZは特許に基づく40の発明原理や技術的矛盾マトリックスにより設計案を導く手法であるが,広い技術分野を対象とする汎用的な開発手法であるため,非熟練技術者が有効な設計案を発想することが困難であることも従来研究で明らかにされている。本研究では,技術分野をある特定の製品(電気シェーバー)に限定し,その有効特許の発想過程を明らかにすることにより,実用的な改善開発手法を提案するものである。(著者抄録)

シソーラス用語： *理論 ,  *特許 ,  改良 ,  アイデア ,  設計 ,  論理 ,  熟練労働者 ,  *製品開発
準シソーラス用語： *TRIZ理論 ,  継続的改善 ,  熟練工 ,  電気髭剃り器 ,  発想 ,  矛盾 ,  有効特許

分類 (2件)： 研究開発  (KA01040J) ,  工業所有権  (HA03000C)

引用文献 (14件)：

• 川口盛之助,山本一郎,電子産業、成熟後の未来 来るべき市場・企業・技術者,日経エレクトロニクス,2015/04号,pp.93-101,2015
• 田中雅康,日本の主要企業における原価企画の現状と課題(第7回), 日本経営システム協会 2008・2009年調査, pp.6-7, 2010
• 岡本太一,井上英明,常識を捨てれば成熟市場で成長できる,日経ビステック,2005/03/20号, pp.154-159.2005
• 澤口学,VEとTRIZ,同友館, 2002
• Darrell Mann, Simon Dewlf, Boris Zlotin, Alia Zusman, Matrix 2003, CREAX Press, 2003

タイトルに関連する用語 (5件)： 特許 ,  活用 ,  開発 ,  手法 ,  研究