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J-GLOBAL ID:201802257604639436   整理番号:18A1802496

高周波溶接管溶接部の靭性に及ぼす誘導熱処理サイクルの影響と機構に関する研究【JST・京大機械翻訳】

Study on the effects and mechanisms of induction heat treatment cycles on toughness of high frequency welded pipe welds
著者 (3件):
資料名:
巻: 736  ページ: 276-287  発行年: 2018年 
JST資料番号: D0589B  ISSN: 0921-5093  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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高周波溶接管溶接部の低靭性は溶接管の性能に大きく影響する。焼入れ+焼戻(Q&T)と類似正規化(SN)の2つの誘導熱処理サイクルを本論文で提唱して,高周波溶接パイプ溶接の靭性を研究した。高周波溶接管の原料の相転移温度(Ac1,Ac3)に及ぼす加熱速度の影響を研究し,熱処理パラメータの妥当な範囲を決定した。オーステナイト変態温度は加熱速度の増加と共に増加することが分かった。200°C/sの加熱速度に対して,Ac1とAc3をそれぞれ769°Cと920°Cと決定し,Q&TとSNに対する比熱処理パラメータを決定した。母材,溶接,Q&TおよびSN処理溶接部の機械的性質を,引張および衝撃試験によって得た。Q&TとSNに対応する最適熱処理パラメータを,溶接の強度と靭性の良好な整合の原理に基づいて決定した。溶接したままの溶接部のそれらと比較して,最適SN処理溶接部の引張強さは843MPaから827MPaに減少したが,室温でのシャルピーVノッチ試験片の吸収エネルギーは20Jから42Jまで増加し,それは母材のそれより大きかった。最適Q&T処理溶接部の引張強さは843MPaから861MPaに増加し,室温でのシャルピーVノッチ試験片の吸収エネルギーは20Jから36Jに増加し,母材のそれよりわずかに低かった。溶接部の靭性を改善する理由を,微細構造,集合組織,介在物,結晶粒および結晶粒界の観点から解析した。高周波溶接部の靭性は,微細構造の複合効果,容易な破壊に対して配向した劈開面の密度,結晶粒数およびサイズ,高傾角粒界の割合によって影響されることが分かった。溶接部の靭性は,破断面に対して10°以内に配向した劈開面の密度が低く,全粒数,微細粒の割合,および高傾角粒界の割合が高いときに良好である。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
機械的性質  ,  溶接部 

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