文献

J-GLOBAL ID：201802257716315921   整理番号：18A0402854

卵巣癌幹細胞答えより多い疑問【Powered by NICT】

Ovarian cancer stem cells more questions than answers

著者 (1件)： Ottevanger Petronella Beatrix (Department of Medical Oncology (452), Radboud University Medical Center, PO 9101, 6500 HB Nijmegen, The Netherlands)
資料名： Seminars in Cancer Biology  (Seminars in Cancer Biology)
巻： 44  ページ： 67-71  発行年： 2017年 
JST資料番号： W0473A  ISSN： 1044-579X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 上皮卵巣癌は高度致死性疾患,腹腔内に広範な転移を伴う後期段階で診断される。卵巣癌は卵巣表面上皮(OSE)またはしょう液性上皮内癌(STIC)から開発した。一次療法は,減量手術と白金ベース化学療法から構成されている。減量手術の成功は,外科技術でなく,腫瘍の遺伝子署名に依存する。第一選択の白金ベース化学療法と併用した減量手術は,頻繁に完全寛解をもたらした。しかし,大部分の卵巣癌は再発する。病が再発し,その後の治療の間の間隔は,急激な臨床経過と治療抵抗性のために着実に減少した。卵巣癌の治療抵抗性に関する研究は,しばしば癌細胞の遺伝的変化を,薬剤不活性化,DNA修復機構と細胞内経路障害をもたらした。しかし卵巣癌幹細胞(OCSC)の知識,癌および治療抵抗性の発生における役割はわずかである。本レビューでOCSCsの特性と卵巣癌をもたらすOCSCsの開発または活性化に導くミクロ環境機構に関する現在の知識をレビューした。さらに手術および全身治療抵抗性におけるOCSCの役割と上皮間充織転換(EMT)との関連を検討した,OCSCまたはEMT活性化を誘導する微小環境シグナルである。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： DNA修復 ,  腫瘍細胞 ,  形質転換 ,  遺伝子 ,  *卵巣腫瘍 ,  *卵巣 ,  *幹細胞 ,  薬物療法 ,  病状経過 ,  上皮 ,  不活性化
準シソーラス用語： 微小環境 ,  治療抵抗性 ,  肥満手術 ,  *腫瘍幹細胞 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (3件)： 卵巣癌 ,  幹細胞 ,  上皮間葉形質転換

分類 (2件)： 細胞生理一般  (EF02010S) ,  腫ようの化学・生化学・病理学  (GE02030N)

タイトルに関連する用語 (2件)： 卵巣 ,  癌幹細胞