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J-GLOBAL ID:201802257829772812   整理番号:18A0858403

水銀鉱山地域の土壌と河川懸濁物質中の水銀種と水銀同位体比の分布【JST・京大機械翻訳】

Distribution of mercury species and mercury isotope ratios in soils and river suspended matter of a mercury mining area
著者 (3件):
資料名:
巻: 20  号:ページ: 621-631  発行年: 2018年 
JST資料番号: W1160A  ISSN: 2050-7887  CODEN: ESPICZ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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採鉱活動によって放出される水銀(Hg)は環境中に分散することができ,そこでは種の変換を受ける。Hg同位体比は,Hg汚染地域における汚染源を追跡するために用いられてきたが,δ値の変動が明確なHg種に起因するかどうかは明らかではない。Hgは,数世紀にわたり,IdrjaのHg硫化物(cinnabar)として採掘された。堆積物は鉱山残留物(cinnabarとcalcine)で負荷されているが,汚染土壌は主に大気Hg沈降に関連する天然有機物(NOM-Hg)に結合したHgを含んでいる。土壌と堆積物から放出されたHgは,イタリア,Trieste湾(GT)のIdrjca川における懸濁物質(SM)として輸送される。異なる粒径画分におけるHg化学種分布に関連するHg同位体比変動性を解読するために,河川SM,堆積物及びIdrjca集水域からの土壌中のHg同位体比を決定した。支流から収集したSMのδ~202Hg値は,それぞれ-2.58~0.19‰,-2.27~-0.88‰の範囲の土壌で見出された値に対応した。スペシエーション測定は,微細画分(0.45~20μm)がNOM-Hgにより支配され,一方,より大きな画分はより多くのcinnabarを含むことを明らかにした。より負のδ~202Hg値は,土壌とSMにおいて支配的なNOM-Hgのより高い比率に関連した。降雨事象は河川におけるSM負荷を増加させ,主に,より大きな割合のcin砂を有する海底堆積物の粗粒度画分の再懸濁によるものであり,より正のδ~202Hg値をもたらす。δ~202Hgの変動の大きな大きさとΔ~199Hg(-0.37~0.09‰)の変動のより小さい大きさは,鉱石焙焼の間の分別に関連している可能性がある。高いNOM-Hg含有量の土壌試料は,より負のδ~202Hg値とΔ~199Hgの大きな変動を示した。GT堆積物中のより負のδ~202Hg値は,自生海洋物質の沈降よりも土壌由来NOM-Hgの遠い沈降に関連していた。Idrja鉱石と鉱石処理における不均一性は,cinnabarのHg同位体組成における大きな変化を生み出し,Hg源の分化を複雑にする金属Hgを放出する可能性がある。Hg同位体測定を固相Hgスペシエーションと組み合わせることにより,Hg同位体比は異なるHg種を示し,Hg汚染源に対して必ずしも徴候的ではないことを明らかにした。Copyright 2018 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
水銀とその化合物 

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